
剥ぎコラをAIで作ろうとすると、たいてい途中で止まります。服が消えずに、別の服に描き替わって終わるのです。
この記事では、同じイラスト・同じ指示・同じ乱数の種で、選ぶ範囲だけを4段階に変えて実測しました。その結果、成功と失敗を分ける条件が2つ見つかりました。
1つは範囲の下端をどこまで下げるかです。ベルトを越えただけでは足りませんでした。スカートの途中まで下げて初めて脱げます。
もう1つは使うモデルです。まったく同じ範囲でも、モデルを替えると服のままで終わりました。範囲は「服が戻るかどうか」を決め、モデルは「裸を描けるかどうか」を決めます。両方そろわないと成立しません。
実測に使ったのはAIで生成した架空のキャラクターです。実在の人物も、他人の描いたイラストも使っていません。実測日は2026年9月4日です。
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※最終データ更新:2026年9月
※上記画像はCanva AIとAnime Geniusで制作
- 剥ぎコラとは何か
- 結論 決めているのは2つだけ
- 実物で見る 下端を4段階に変えた結果
- 二次元は実写と線の位置が違う
- 同じ範囲でもモデルを替えると失敗する
- モデルはどう選ぶのか
- 手順 実際にやるとこうなる
- 元のキャラクターを作るときの指定
- 範囲そのものはどうやって作るのか
- 手作業の剥ぎコラと何が違うのか
- 実写と二次元で何が同じで何が違うのか
- 何回くらいで成功するのか
- 二次元で失敗しやすい5か所
- よくある勘違い3つ
- 実在の人物と、他人の絵には使わない
- うまくいかないときに見る順番
- 作ったあとの扱い
- よくある質問
- 剥ぎコラとアイコラは何が違うのですか?
- 指示を工夫すれば、浅い範囲でも脱がせられますか?
- ベルトを越えたのに脱げないのはなぜですか?
- 長いスカートの場合はどうすればいいですか?
- 下着状で止まってしまうのはなぜですか?
- 別の服に描き替わってしまうのはなぜですか?
- 線の太さが元の絵と合わないのはなぜですか?
- 髪が溶けてしまうのはなぜですか?
- 範囲は四角でいいのですか?
- 同じキャラクターを何枚も作れますか?
- 絵が描ける人はどう使うのがいいですか?
- 上下が同じ色の服だとどうなりますか?
- 実写と二次元で、どちらから始めるのがいいですか?
- 成功しても袖が残るのはなぜですか?
- 他人が描いたイラストに使ってもいいですか?
- 費用はどのくらいかかりますか?
- まとめ
- 出典
剥ぎコラとは何か
先に言葉の整理をします。剥ぎコラは、イラストや写真から服を取り除いたように見せる加工のことです。「はぎこら」「脱ぎコラ」「ぬぎこら」とも書かれます。
もともとは、二次元のキャラクターの服を手作業で描き消していく加工を指していました。この記事で扱うのもそちらです。
| 呼び方 | 対象 | この記事での扱い |
|---|---|---|
| 剥ぎコラ・脱ぎコラ | 二次元のキャラクター | 扱う。AIで作ったキャラクターで実測 |
| アイコラ | 実在の人物 | 扱わない |
この2つは別のものです。実在の人物を対象にしたものは、本人の権利を侵害するので扱いません。理由は後半に書きます。
言葉の書き方によって別のものを指すことがある
「はぎこら」「剥ぎコラ」「脱ぎコラ」「ぬぎこら」は、どれも同じ加工を指して使われます。ただし人によって、対象に含めるものが少し違います。
| 書き方 | よく指しているもの |
|---|---|
| 剥ぎコラ・はぎこら | 二次元のキャラクターから服を取り除く加工 |
| 脱ぎコラ・ぬぎこら | 同じ加工。服を脱いだ状態に見せることを強調した言い方 |
| アイコラ | 実在の人物の顔を別の体に合成する加工 |
この記事で扱うのは上の2つで、しかもAIで作った架空のキャラクターに限っています。3つ目は対象にしません。
手作業とAIで何が違うのか
手作業の剥ぎコラは、服を消して、その下の体を描き足す作業です。絵が描けないとできません。
AIでやる場合、描く部分をAIに任せます。ただし「服を消す」という処理をしているわけではありません。ここを誤解していると、いつまでも成功しません。
結論 決めているのは2つだけ
実測の結論を先に書きます。成否を決めているのは、範囲の下端と、使うモデルの2つだけでした。
プロンプトは4通りすべてで同じ文を使っています。指示の書き方は変えていません。それでも結果が分かれました。
なぜ「服を消す」ではないのか
AIがやっているのは、選んだ範囲をいったん白紙にして、周りに合わせて描き直すことです。元の服がどうだったかという情報は、その時点で捨てられます。
だから範囲の外に服の続きが見えていると、AIはそれに合わせて服を描きます。指示に裸と書いてあっても、周りの状況のほうが強く効きます。
失敗の正体はこれです。指示が悪いのでも、AIが成人向けを拒否しているのでもありません。周りに合わせて服を描き足しているだけです。
実物で見る 下端を4段階に変えた結果

4枚とも、指示も除外の語も乱数の種も同じです。変えたのは範囲の下端だけです。
| 下端 | どこまで下げたか | 結果 |
|---|---|---|
| 0.58 | ベルトより上 | 服のまま。何も起きない |
| 0.70 | ベルトの少し下 | ブラウスが開いて腹が出た。胸は服のまま |
| 0.82 | スカートの途中 | 上半身が脱げた |
| 0.94 | スカートの裾より下 | 完全に脱げた |
ベルトを越えただけでは足りない
2枚目に注目してください。ベルトのすぐ下まで下げたので、ブラウスは開いて腹は出ました。けれども胸は服のままです。
実写風の画像では、ウエストを少し越えれば脱げていました。二次元でここまで下げないと足りないのは、スカートに切れ目が2つあるからです。ベルトを越えても、その下にスカートが残っています。
成功した2枚に残る粗
3枚目と4枚目は成立していますが、どちらも肩から腕にかけて上着が残っています。範囲を縦長に取ったので、腕が範囲の外に出たためです。
これはわざとです。腕を範囲に入れると、指や腕の形が崩れます。先に下端を深くして脱がせ、あとから左右を広げて残りを消すほうが、結果がきれいになります。
二次元は実写と線の位置が違う
この記事の実測の前に、実写風の画像で同じことを調べています。そのときの結論は「範囲の下端が、上下の服の境目を越えるかどうか」でした。
二次元でも規則そのものは成り立ちました。ただし越えるべき線の位置が違いました。
| 服装 | 越えるべき線 | 理由 |
|---|---|---|
| ジーンズ(実写風) | ウエストを少し越える | 腰から下がずっと同じ服で切れ目が1つ |
| スカート(二次元) | スカートの途中まで | ベルトと裾の2か所に切れ目がある |
切れ目が2つあると1つ越えただけでは足りない
ジーンズは、ウエストから足首までが1枚の服です。ウエストの線を範囲に含めれば、上半身側に服の手がかりが残りません。
スカートは違います。ベルトの線を越えても、その下にスカートが残ります。短いスカートなら裾の線もすぐ下にあります。手がかりが2段階で残るので、1つ越えただけでは足りません。
これが分かると、服装を見て下端を決められます。下に履いているものが、範囲の外でどう続いているかを見てください。
| 下に履いているもの | 下端をどこに置くか |
|---|---|
| 長ズボン | ウエストを少し越えたところ |
| 短いスカート | 裾より下 |
| 長いスカート | ベルトからかなり下まで |
| ワンピース | 裾より下。上下の切れ目が無いため |
短いスカートのほうが、長いスカートより楽です。裾がすぐ下にあるので、越えるべき距離が短くて済みます。
失敗した3枚を並べると規則が見える
失敗した結果を並べ直すと、下端が深くなるにつれて服が減っていくのが分かります。
| 下端 | 残っていたもの | 消えていたもの |
|---|---|---|
| 0.52 | 上下がつながったワンピース | シャツとスカートの区別 |
| 0.66 | 胸を覆う下着状のもの | シャツの前立てとベルト |
| 0.78 | 肩の袖とスカート | 上半身の服 |
| 0.86 | 肩の袖だけ | 上半身と下半身の服 |
段階的に減っていて、途中で急に変わる場所はありません。これは「ある一点を越えると急に脱げる」のではなく、範囲の外にどれだけ服の手がかりが残っているかで連続的に決まっていることを示しています。
実務上は、思ったより脱げなかったときは、もう少しだけ下端を下げれば進むということです。全部やり直す必要はありません。
なぜ4段階だけで結論が出せるのか
4通りしか試していないのに結論を出せるのは、ほかの条件を全部そろえているからです。プロンプトも除外の語も歩数も強さも乱数の種も、4通りすべてで同じものを使いました。
そこまでそろえないと、範囲が効いたのかどうかが分かりません。1回ごとに違う絵が出る仕組みなので、条件を固定しないと比べられないからです。
さらに、実写風の画像では同じやり方で10通りを比べています。そちらでは成功3件と失敗7件がきれいに分かれ、下端だけが効いていました。二次元の4通りは、その規則が別の絵柄でも成り立つかを確かめたものです。
面積についても同じことが言えます。二次元では、面積11.5%の範囲が面積14.6%の範囲より先に進みました。実写では面積16.0%が面積24.6%より先に進んでいます。どちらも面積の順とは逆で、下端の順と一致しました。
同じ範囲でもモデルを替えると失敗する

範囲の話だけでは足りません。まったく同じ範囲で、モデルだけを別のものに替えて出しました。
結果ははっきり違いました。成人向けを扱えるモデルでは上半身が脱げましたが、別のモデルではブラウスが開いただけで、スカートもベルトもそのまま残っています。範囲も指示も乱数の種も同じです。
| 使ったモデル | 同じ範囲での結果 |
|---|---|
| 成人向けを扱えるモデル | 上半身が脱げた |
| 成人向けを扱わないモデル | ブラウスが開いただけ。スカートとベルトは残る |
2つの条件は役割が違う
ここまでの実測をまとめると、条件の役割がはっきり分かれます。
| 条件 | 決めていること | 足りないときの症状 | 直し方 |
|---|---|---|---|
| 範囲の下端 | 服が描き直されるかどうか | 同じ服か別の服が描かれる | 下端を下げる |
| 使うモデル | 裸を描けるかどうか | 下着状や薄着で止まる | モデルを替える |
症状を見れば、どちらが足りないのか分かります。服が別の服になっているなら範囲の問題、下着のようなもので止まっているならモデルの問題です。
ここを取り違えると、いつまでも直りません。範囲の問題なのにモデルを探し回る、モデルの問題なのに範囲を広げ続ける、というのがよくある行き止まりです。
モデルはどう選ぶのか
二次元の剥ぎコラでは、モデル選びが実写より重要になります。アニメ調が描けて、かつ成人向けが描けるものを選ぶ必要があるからです。
| 窓口 | アニメ調 | 成人向け | 範囲の描き直し |
|---|---|---|---|
| Promptchan | 得意 | 通る | 窓口が無い |
| getimg.ai | できる | 通る | できる |
| Venice AI | できる | 通る | 未確認 |
| SoulGen | できる | 通る | 未確認 |
| Civitai | 得意 | 条件つき | 未確認 |
| fal.ai | できる | 通らない | 該当なし |
絵柄の得意不得意と、成人向けが通るかどうかは別の話です。アニメ調が得意でも成人向けで止まる窓口があり、その逆もあります。
絵を作る場所と、脱がせる場所は分けてよい
この記事の実測でも、元のイラストを作るのと、範囲を描き直すのは同じ窓口で行いました。ただし分けてもかまいません。
アニメ調の絵が得意な窓口で1枚作り、それを保存して、範囲の描き直しができる別の窓口に持ち込む。この組み方なら、それぞれの得意なところを使えます。
手順 実際にやるとこうなる
手順1 元になるキャラクターを作る
この記事ではAIで作った架空のキャラクターを使っています。他人が描いたイラストは使いません。
元の絵は、あとの工程を考えて作ると楽になります。
| 作るときの条件 | あとで効いてくること |
|---|---|
| 上下が分かれた服にする | 下端の位置を決めやすい |
| 短いスカートにする | 裾がすぐ下にあるので越えやすい |
| 背景を無地にする | 範囲が背景にはみ出しても影響が少ない |
| 正面から立った構図にする | 四角い範囲で囲みやすい |
| 年齢を必ず指定する | 被写体が成人として描かれる |
年齢の指定は必ず入れる
- 成人であることを言葉で指定します。25歳、成人女性といった書き方です
- 若く見えてしまうときは、年齢の数字を上げます
- 除外の側に、未成年を指す語を並べて止めます
- 制服や教室といった、学生を連想させる語は最初から入れません
手順2 範囲を作る ここが本番
白黒の画像を1枚用意します。白い部分が描き直される場所です。
実測の結論をそのまま使います。下端を、下に履いているものの途中まで下げてください。ベルトを越えただけでは足りませんでした。
横幅は最小限にします。広げるほど元の絵から離れます。実測でも、範囲に入った部分は服も体もまとめて描き直されました。
手順3 描き直させる
指示は2つ書きます。描いてほしいものと、描いてほしくないものです。この記事の実測では、4通りすべてで同じ文を使いました。
| 指示 | 書く内容 |
|---|---|
| 描いてほしいもの | アニメ調であること、肌、体、成人であること |
| 描いてほしくないもの | いま着ている服の名前を具体的に並べる |
| 乱数の種 | 固定する |
除外は具体的に書きます。実測ではシャツ、スカート、ベルト、ブラを名指しで入れました。
手順4 出たものを拡大して見る
できあがったら拡大して確かめます。二次元では、実写と違う場所に粗が出ます。
元のキャラクターを作るときの指定
この手順は「まずキャラクターを作る」から始まります。ここでどんな絵を作っておくかで、あとの成功率が変わります。
実測で使った指定の中身
実測では、次のような指定でキャラクターを作りました。英語で書いています。
| 項目 | 指定した内容 | なぜそうしたか |
|---|---|---|
| 絵柄 | アニメ調のイラストであること | 写真調に寄らないようにする |
| 人数 | 1人だけ | 複数人だと範囲の指定が難しくなる |
| 年齢 | 25歳の成人女性 | 必ず入れる |
| 服装 | 白いシャツと緑のスカート | 上下が分かれていて境目が見える |
| 構図 | 正面から立った全身 | 四角い範囲で囲みやすい |
| 背景 | 無地 | 範囲がはみ出しても影響が少ない |
| 光 | やわらかく均一に | 影が強いと描き直しで合わなくなる |
除外の側には、未成年を指す語と、手の崩れを指す語を並べました。子ども、十代、幼い体つきといった語です。
色の指定を入れておく
細かい話ですが、服の色を指定しておくと、あとで判断しやすくなります。白いシャツと緑のスカートのように色が違えば、境目がどこにあるか一目で分かります。
上下が同じ色だと、どこまでがシャツでどこからがスカートなのかが見分けにくくなります。範囲の下端を決めるときに迷います。
手の位置を先に決めておく
実測に使ったイラストは、片手を頭の後ろに、もう片方を体の横に置いた構図でした。手が体の前で組まれていると、範囲に入って指が崩れます。
| 手の位置 | 範囲との関係 | 結果 |
|---|---|---|
| 体の前で組む | 範囲に入る | 指が崩れる |
| 体の横に下ろす | 範囲の外に出せる | 崩れにくい |
| 頭の後ろに回す | 完全に範囲の外 | 崩れない |
頭の後ろに回すのがいちばん安全です。ポーズとしても不自然になりません。
同じキャラクターを何枚も出す
気に入ったキャラクターができたら、そのときの乱数の種を控えておいてください。同じ種と同じ指定なら、同じ顔が出ます。
服装やポーズだけを変えて何枚も出しておけば、範囲の作り方を練習する材料になります。1枚あたりの費用は実測で0.0018米ドルでした。
範囲そのものはどうやって作るのか
「範囲を選ぶ」と書いてきましたが、実際には白黒の画像を1枚用意します。白い部分が描き直される場所、黒い部分がそのまま残る場所です。
| 色 | 意味 | 使い方 |
|---|---|---|
| 白 | 描き直す | 脱がせたい範囲を白く塗る |
| 黒 | そのまま残す | 顔や背景は黒のままにする |
| 境目のぼかし | 混ぜる | 境目を少しぼかすと段差が減る |
四角い範囲で足りる
キャラクターの形に沿って細かく切り抜こうとする人が多いのですが、実測ではその必要がありませんでした。四角い白い領域で成立しています。
むしろ細かく切り抜くと不利になります。服の輪郭に沿って切ると、下端も裾に沿ってしまうからです。そうすると越えるべき線を越えられません。
範囲を作るときの手順
- 元の絵と同じ大きさで、全体を黒く塗った画像を作ります
- 脱がせたい範囲に白い四角を描きます。下端は下に履いているものの途中まで下げます
- 白と黒の境目を少しぼかします。少しで十分です
- 元の絵と並べて、白い部分が意図した位置に来ているか確かめます
4番目を飛ばさないでください。元の絵と大きさが違う範囲を渡すと、位置がずれます。
同じ範囲を使い回す
同じ構図のキャラクターを何枚も処理する場合、範囲は使い回せます。立ち位置と大きさが同じなら、同じ白黒画像でそのまま通ります。
これも自分でキャラクターから作る利点です。構図を固定して何枚も出しておけば、範囲は1つで済みます。
手作業の剥ぎコラと何が違うのか
手作業でやる場合と比べると、楽になる部分と、かえって難しくなる部分がはっきり分かれます。
| 工程 | 手作業 | AI | どちらが楽か |
|---|---|---|---|
| 服を消す | 塗りつぶして背景を描き足す | 範囲を指定するだけ | AI |
| 体を描く | 解剖を理解して描く必要がある | 自動で描かれる | AI |
| 元の絵柄に合わせる | 同じ線で描けば合う | モデル次第で線が変わる | 手作業 |
| 細部を思いどおりにする | 完全に思いどおりにできる | 運の要素が残る | 手作業 |
| 枚数をこなす | 1枚に時間がかかる | 短時間で何枚も出せる | AI |
AIが得意なのは、体を描く部分です。ここが手作業でいちばん難しいところなので、その意味では大きく楽になります。
逆に苦手なのは、元の絵柄に合わせることです。線の太さや色の塗り方が変わってしまうので、そこだけ浮いて見えます。実測でも、描き直した部分の線が元の絵と揃いませんでした。
組み合わせるという考え方
絵が描ける人なら、体の下描きをAIに出させて、線は自分で引き直すという使い方ができます。いちばん難しい部分だけAIに任せる形です。
絵が描けない場合は、最初からAIで作ったキャラクターを使うほうが結果が揃います。元の絵もAIが作っているので、描き直しても絵柄が大きくは離れません。
実写と二次元で何が同じで何が違うのか
この記事の前に、実写風の画像で同じ実測をしています。2つを並べると、共通する部分と違う部分がはっきりします。
| 項目 | 実写風 | 二次元 | 同じか |
|---|---|---|---|
| 成否を決めるもの | 範囲の下端 | 範囲の下端 | 同じ |
| 面積の影響 | 無い | 無い | 同じ |
| 越えるべき線 | ウエストを少し越える | スカートの途中まで | 違う |
| 失敗の見え方 | タンクトップなどに変わる | ワンピースなどに変わる | 似ている |
| 目立つ粗 | 肌の色の段差 | 線の太さのちがい | 違う |
| モデルの影響 | 成人向けが通るかどうか | 成人向けと絵柄の両方 | 二次元のほうが厳しい |
仕組みは同じで、当てはめる数字だけが変わります。だから片方で覚えたことは、もう片方でもほとんど使えます。
二次元のほうが1段難しいのは、モデルに求める条件が2つあるからです。実写は成人向けが通ればほぼ足りますが、二次元は絵柄も合わせる必要があります。
何回くらいで成功するのか
実測での回数を書いておきます。下端を4段階に変えて、成功したのは2つでした。
ただしこれは、境目がどこにあるかを探すためにわざと浅い範囲も試した結果です。下端の規則を知ったうえで作れば、1回目から成立します。
| やり方 | 成功までの回数 |
|---|---|
| 範囲を勘で決める | 4回のうち2回。浅いと必ず失敗する |
| 下端を裾の下まで下げる | 1回目で成立した |
| 肩の袖まで消す | もう1回かける。合計2回 |
2回で仕上がると考えておくのが現実的です。1回目で脱がせて、2回目で残った袖を消します。
費用は問題になりません。実測では、描き直しが1回0.0007米ドルでした。2回かけても0.0014米ドルです。
もう1つ、実測で気づいたことがあります。渡した画像と、返ってきた画像で縦横比が変わることがありました。縦長のイラストを渡したのに、正方形になって返ってきます。
比率が変わると、キャラクターの体型も変わって見えます。できあがったものの寸法を、渡したものと必ず見比べてください。ここに気づかないまま「体つきが変わった」と判断すると、範囲のせいだと誤解します。
二次元で失敗しやすい5か所
実測で出た画像を拡大して見ると、二次元ならではの粗が出ます。実写とは違う場所です。
| 場所 | どう崩れるか | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|---|
| 肩に残る袖 | 服の一部が浮いて残る | 範囲の外に袖が出ている | 下端を保ったまま左右を広げる |
| 線の太さ | 描き直した部分だけ線が細い | 元の絵柄と描き直しの絵柄が違う | アニメ調が得意なモデルを使う |
| 髪の毛 | 範囲に入った毛先が溶ける | 髪が体に重なっている | 髪を範囲から外すか、後で描き足す |
| 体の輪郭 | くびれの位置が元とずれる | 範囲の中はまるごと描き直される | 横幅を狭める |
| 手と指 | 本数が変わる。溶けてつながる | 範囲に手が入っている | 元の絵で手を体から離す |
実写より線の粗が目立つ
いちばん厄介なのが2つ目です。二次元の絵は線で描かれているので、線の太さや色が変わると一目で分かります。
写真調なら、多少肌の質感が変わっても目立ちません。線の絵では、境目に別の絵柄が入り込むと、そこだけ浮いて見えます。
だから二次元では、アニメ調が得意なモデルを使うことが実写以上に大事になります。成人向けが通るかどうかだけで選ぶと、線が合いません。
髪が体にかかっていると崩れる
実測でも、肩にかかっていた髪が範囲に入り、毛先が溶けました。髪は細かい線の集まりなので、描き直すと元と同じにはなりません。
これを避けるには、元の絵を作る段階で髪を体の後ろに流しておくのがいちばん確実です。ショートヘアや、まとめ髪にするのも有効です。
よくある勘違い3つ
実測しながら、途中まで自分でも勘違いしていたことが3つあります。同じところで止まる人が多いはずなので、先に出しておきます。
勘違い1 指示の書き方が悪いから脱げない
最初に疑うのはたいてい指示です。ところが4通りとも、まったく同じ指示を使っています。変えたのは範囲の下端だけです。
それで結果が「別の服になる」から「完全に脱げる」まで分かれました。指示を書き直しても、範囲が浅いままなら同じ失敗を繰り返します。
勘違い2 範囲を広くすれば脱げる
次に疑うのが範囲の広さです。これも違いました。
実測では、面積11.5%の範囲でシャツが開き、面積14.6%の範囲では別の服に描き替わりました。狭いほうが先に進んでいます。
違いは下端の位置でした。11.5%のほうはベルトを越えていて、14.6%のほうは越えていません。広さではなく、どこまで下げたかです。
勘違い3 AIが成人向けを拒否している
何度やっても服が残ると、AIが成人向けを避けているように見えます。実際には違いました。
拒否のエラーは1度も返っていません。毎回きちんと画像が返ってきて、その中身が服だっただけです。周りに服の続きが見えているので、それに合わせて服を描いていました。
この区別は大事です。拒否されているなら別のサービスを探す必要がありますが、描き足されているだけなら範囲を直せば済みます。
ただし拒否される場合もある
実測の別の場面では、実際に拒否されることもありました。動画を作る側では、下着から先の指定がすべてエラーで止まっています。
| 状況 | 返ってくるもの | 意味 |
|---|---|---|
| エラーが返る | 画像が返らない | 本当に拒否されている。窓口を替える |
| 画像は返るが服のまま | 服を着た画像 | 拒否ではない。範囲を直す |
| 画像は返るが下着状 | 下着のような画像 | 拒否ではない。モデルを替える |
まず、画像が返ってきているかどうかを見てください。返ってきているなら拒否ではありません。直す場所は範囲かモデルのどちらかです。
実在の人物と、他人の絵には使わない
技術の話とは別に、線をはっきりさせておきます。この記事の実測は、AIで作った架空のキャラクターだけを使っています。
使ってはいけない対象
- 実在の人物の写真。有名人でも知り合いでも同じです
- 他人が描いたイラスト。著作権のあるものを勝手に加工することになります
- 既存の作品のキャラクター。権利者が加工を認めていない場合があります
- 未成年に見えるキャラクター。年齢の指定を入れて、若く見える方向を除外で止めます
2つ目と3つ目が、二次元では特に問題になります。剥ぎコラという言葉は、もともと既存の作品のイラストを加工する文脈で使われてきました。
他人の絵を加工すれば、公開しなくても著作権の問題が残ります。自分でキャラクターから作れば、この問題は起きません。
自分で作ることの実務上の利点
権利の話を抜きにしても、自分で作ったほうが結果がよくなります。
| 自分で作る場合 | できること |
|---|---|
| 服装を選べる | 上下が分かれた、下端を決めやすい服にできる |
| 構図を選べる | 正面から立った、範囲を囲みやすい構図にできる |
| 髪型を選べる | 体にかからない髪型にして崩れを防げる |
| 背景を選べる | 無地にして、はみ出しの影響を消せる |
| 何枚でも作れる | 同じ乱数の種で、同じキャラを何枚も出せる |
手元にある絵を加工しようとするより、条件のそろった絵を自分で作るほうが早いです。画像1枚の費用は、実測では0.002米ドル以下でした。
うまくいかないときに見る順番
詰まったときに何から見るかをまとめます。症状で直す場所が決まるので、まず症状を特定してください。
| 順 | 症状 | やること | 触ってはいけない場所 |
|---|---|---|---|
| 1 | 画像が返ってこない | 同じ内容を送り直す | すべて |
| 2 | 同じ服が描き直された | 下端を下げる | 指示とモデル |
| 3 | 別の服に描き替わった | 下端を下げる | 指示とモデル |
| 4 | 下着状で止まった | モデルを替える | 範囲 |
| 5 | 肩に袖が残った | 下端を保って左右を広げる | 下端 |
| 6 | 線の太さが合わない | アニメ調が得意なモデルにする | 範囲 |
| 7 | 髪が溶けた | 元の絵で髪を後ろに流す | 範囲 |
| 8 | 体つきが元と変わった | 横幅を狭める | 下端 |
右端の列を用意したのには理由があります。症状に関係ない場所を触ると、うまくいっていた部分まで壊れます。
2番と3番、4番の切り分けがいちばん大事です。服が描かれているなら範囲、下着状で止まっているならモデルです。実測ではこの2つがはっきり分かれました。
エラーが返ったら、まず送り直す
画像そのものが返ってこない場合は、サーバー側の一時的なエラーのことがあります。実測でも、同じ内容を送り直したら通った場面がありました。
エラーを見た瞬間に設定を変え始めると、通っていた設定まで壊すことになります。まず送り直す、が最初の一手です。
作ったあとの扱い
できあがった画像を自分で見るだけなら、ここまでで終わりです。公開したり売ったりする場合は、別の制限が出てきます。
修正が要る
成人向けの画像を公開する場合、性器や性器を連想する部位には修正が必要です。この記事に載せている画像も、乳首の位置に修正を入れています。
売り場によっては、修正の方法まで決められています。黒塗りやモザイクで細部が不明瞭になっていること、処理を元に戻せない状態であることを求める売り場があります。白塗りや半透明では認められないこともあります。
売り場ごとにAIの扱いが違う
作った画像を売る場合、売り場によってAI生成物の扱いがまったく違います。
| 売り場 | AI生成物の扱い | 枚数の制限 |
|---|---|---|
| DLsite | 可。申告が必須 | 差分込み500枚まで |
| pixiv | 可。申告が必須 | 記載なし |
| BOOTH | 個別規約に定めなし | 記載なし |
| pixivFANBOX | 禁止 | 該当なし |
| Ci-en | 禁止 | 該当なし |
| Fantia | 原則禁止 | 該当なし |
単品を売る売り場では扱えて、月額支援を受ける売り場では禁じられている、という分かれ方をしています。
DLsite には枚数の上限もあります。差分込みで500枚までで、同じ絵をJPGとPNGで入れれば2枚として数えられます。詳しくはDLsiteのAI生成作品の収録枚数の記事にまとめています。
AIで作ったことを書く義務がある売り場もある
DLsite と pixiv では、AIを使ったことを申告する必要があります。DLsite では作品紹介文に、AIの利用程度と利用箇所を書くことも求められています。
黙って出すという選択肢はありません。申告が疑われた場合、制作の経緯が分かるデータの提出を求められる売り場もあります。
公開しない場合でも守ること
売らない場合でも、実在の人物と他人の絵を使わないという線は変わりません。公開していないから大丈夫、という話ではありません。
この記事の手順が「まずAIでキャラクターを作る」から始まっているのは、この線を最初から越えないためです。作る材料が自分のものであれば、あとの工程で悩む必要がなくなります。
よくある質問
剥ぎコラとアイコラは何が違うのですか?
対象が違います。剥ぎコラは二次元のキャラクターに対する加工、アイコラは実在の人物に対する加工を指すことが多い言葉です。この記事で扱っているのは前者で、しかもAIで作った架空のキャラクターだけです。
指示を工夫すれば、浅い範囲でも脱がせられますか?
実測ではできませんでした。4通りすべてで同じ指示を使っていて、下端を下げたものだけが成立しています。指示だけを変えても、範囲が浅いままなら服が描き直されます。
ベルトを越えたのに脱げないのはなぜですか?
スカートには切れ目が2つあるためです。ベルトを越えても、その下にスカートが残っています。その残りが手がかりになって、上半身にも服が描かれます。スカートの途中まで下げてください。
長いスカートの場合はどうすればいいですか?
ベルトからかなり下まで下げることになります。短いスカートのほうが裾がすぐ下にあるので楽です。自分でキャラクターから作る場合は、短めの服装にしておくと扱いやすくなります。
下着状で止まってしまうのはなぜですか?
範囲ではなくモデルの問題です。実測でも、同じ範囲でモデルを替えたら服のままで終わりました。成人向けを扱えるモデルに替えてください。範囲を広げても直りません。
別の服に描き替わってしまうのはなぜですか?
こちらは範囲の問題です。下端が浅いと、周りに残った服に合わせて別の服が描かれます。ワンピースやタンクトップに変わるのが典型です。下端を下げてください。
線の太さが元の絵と合わないのはなぜですか?
アニメ調が得意なモデルを使ってください。成人向けが通るかどうかだけで選ぶと、写真寄りの絵柄が混ざって線が合わなくなります。二次元では実写以上にここが目立ちます。
髪が溶けてしまうのはなぜですか?
髪が範囲に入っているためです。髪は細かい線の集まりなので、描き直すと元と同じになりません。元の絵を作る段階で、髪を体の後ろに流しておくのが確実です。
範囲は四角でいいのですか?
四角で足りました。キャラクターの形に沿って細かく切り抜く必要はありません。むしろ服の輪郭に沿って切ると、下端も裾に沿ってしまい、越えるべき線を越えられなくなります。
同じキャラクターを何枚も作れますか?
乱数の種を固定すれば同じ顔が出ます。構図も固定しておけば、範囲の白黒画像も使い回せます。枚数をこなす場合はここが効きます。
絵が描ける人はどう使うのがいいですか?
体の下描きだけをAIに出させて、線は自分で引き直す使い方ができます。手作業でいちばん難しいのが体を描く部分なので、そこだけ任せる形です。線を自分で引けば、絵柄の食い違いも消えます。
上下が同じ色の服だとどうなりますか?
境目が見分けにくくなり、下端をどこに置けばいいか判断しづらくなります。自分でキャラクターから作る場合は、上下で色を変えておくと扱いやすくなります。
実写と二次元で、どちらから始めるのがいいですか?
写真調のほうがやさしいです。越えるべき線が1つしかなく、線の太さのような絵柄の問題も起きません。二次元は、下端を深く取る必要があるうえに、モデルに求める条件が1つ多くなります。
成功しても袖が残るのはなぜですか?
範囲の外にある袖は触られないからです。範囲を縦長に取ると、肩の外側が外に出ます。下端を保ったまま左右を広げてもう一度かければ消えます。順番を逆にすると、また服が戻ってきます。
他人が描いたイラストに使ってもいいですか?
いけません。著作権のあるものを勝手に加工することになります。公開するかどうかにかかわらず問題が残ります。この記事の実測もすべてAIで作った架空のキャラクターです。
費用はどのくらいかかりますか?
実測では、元のイラストが1枚0.0018米ドル、範囲の描き直しが1回0.0007米ドルでした。何度やり直しても金額としては問題になりません。
まとめ
剥ぎコラをAIで作るとき、成否を決めているのは2つだけでした。範囲の下端と、使うモデルです。
範囲の下端は、服が描き直されるかどうかを決めます。AIは服を消しているのではなく、選んだ範囲を白紙にして周りに合わせて描き直しています。だから周りに服の続きが見えていると、そこから服が復元されます。
二次元では、この線が実写より深い位置にありました。ベルトを越えただけでは足りず、スカートの途中まで下げて初めて脱げました。スカートには切れ目が2つあるからです。
もう1つの条件がモデルです。まったく同じ範囲でも、モデルを替えたら服のままで終わりました。範囲は服が戻るかどうかを決め、モデルは裸を描けるかどうかを決めます。
症状を見れば、どちらが足りないのか分かります。別の服に描き替わっているなら範囲の問題、下着状で止まっているならモデルの問題です。ここを取り違えると、いつまでも直りません。
最後に線の話です。この記事の実測は、AIで作った架空のキャラクターだけを使っています。実在の人物にも、他人が描いたイラストにも使わないでください。
出典
実測の条件
- 同じ元のイラスト・同じ指示・同じ除外の語・同じ乱数の種で、範囲の下端だけを4段階に変えています
- モデルの比較は、範囲をまったく同じにして、モデルだけを替えました
- 歩数35・強さ1・案内の強さ7.5で固定しています
- キャラクターはAIで生成した架空のもので、成人として指定しています
- 公開している画像の乳首の位置には修正を入れています
- 実測日は2026年9月4日です
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各サービスの仕様と料金は変更されることがあります。この記事の内容は2026年9月4日に確認したものです。