画像生成の方法やコツ

AIイラストの服のプロンプト!素材・シルエット・色の指定を実際に出して確かめた

※ 一部の記事にPRを含みます。
※ 記事内の情報は2026年9月時点のものです。

AIイラストの服のプロンプトの記事のアイキャッチ。ハンガーに掛かったセーター・ジャケット・コートを図にしたもの

キャラクターの顔は思いどおりに出るのに、服だけが毎回ちがう。原因は語彙ではなく、指定する軸を分けていないことです。

この記事では、同じキャラクター・同じ乱数の種で服の指定だけを変えて、16枚を実際に出しました。どの語が効いて、どの語が効かないのかを、絵で並べています。

後半では、どこまでの服装表現がサービスの規約で認められているのかを、原文から確かめました。「水着」がすでに性的表現に含まれると明記しているサービスがあります。服の指定は、規約の線に直接触れます。

使ったモデルは Illustrious 系の1つです。他のモデルでは効き方が変わります。数字と結果は2026年9月2日に実測したものです。

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※最終データ更新:2026年9月
※上記画像はCanva AIAnime Geniusで制作

Contents
  1. 服の指定は4つの軸で決まる
  2. 服の種類を決める
  3. 素材を指定する
  4. シルエットを指定する
  5. 素材は「着方」まで連れてくる
  6. 状態と使用感を指定する
  7. 色を指定する
  8. 色は「服の名前にくっつけて」書く
  9. 素材が呼び込む暗さは、完全には戻せない
  10. 重ね着を指定する
  11. 服を指定しないとどうなるか
  12. 季節と場面で指定する
  13. どこまでの服装が規約で認められているか
  14. 指定が通らない3つのパターン
  15. うまく出ないときに見直すところ
  16. この記事の確かめ方をそのまま使う
  17. この記事の16枚をどう作ったか
  18. よくある質問
  19. まとめ
  20. 出典

服の指定は4つの軸で決まる

服の指定は4つに分けると通る素材ニット・レザーデニム・シルクいちばん確実照明まで変わるシルエットぴったり・ゆったり丈の長さよく効く姿勢も一緒に動く状態新品・使い込んだしわ・ほつれ部分的に効く袖口や裾に出る服の名前とセットで書けば3つまで通る単独で置くと危ない背景と照明に流れる
効きやすいのは素材。色は服の名前とセットで書く当編集部が同じ乱数の種で16枚を生成して確認(2026年9月2日)
服の指定は4つに分けると通る素材ニット・レザー・デニム/いちばん確実シルエットぴったり・ゆったり/よく効く状態しわ・ほつれ/袖口や裾に出る服の名前とセットで書く/単独は背景へ流れる
効きやすいのは素材。色は服の名前とセットで書く当編集部が同じ乱数の種で16枚を生成して確認(2026年9月2日)

服のプロンプトがうまくいかないとき、多くの人は語彙を足そうとします。そこではありません。指定を4つの軸に分けて、1つずつ書くだけで通ります。

この4つを混ぜて1文にすると、どれかが落ちます。「黒いぴったりした使い込んだレザージャケット」と書くより、区切って並べるほうが確実です。

書く順番も決めておく

順番は、大きいものから小さいものへ。構図 → 服の種類 → 素材 → シルエット → 状態 → 色。この並びにすると、前のほうが優先されます。

順番 書くこと
1 構図 upper body, front view
2 服の種類 jacket / sweater / coat
3 素材 leather / cable knit / denim
4 シルエット oversized / form fitting
5 状態 worn out / crisp and new
6 red / navy blue

色を最後に置くのには理由があります。色は単独で置くと、服ではなく画面全体に流れます。ここは後の節で実際に出して確かめました。

服の種類を決める

4つの軸に入る前に、土台になるのが服の種類です。ここが決まらないと、素材も色も乗る場所がありません。

まず1着だけ決める

上下を同時に決めようとすると、たいてい片方が流れます。上半身の構図なら、上に着るものだけを決めてください。下は見えないか、少ししか見えません。

全身の構図にするなら、上・下・靴の3つまで。それ以上を1度に指定すると、重ね着の節で書いたのと同じで落ち始めます。

上に着るものの語彙

種類 書く語 出やすい形 相性のよい素材
シャツ collared shirt, button up shirt 襟とボタンが明確に出る リネン・コットン
ブラウス blouse, ruffled blouse 柔らかい落ち感 シルク
セーター sweater, cable knit sweater 厚み、ゆるい袖 ウール
タートルネック turtleneck 首が隠れる。輪郭が締まる ニット・リブ
パーカー hoodie, drawstring hood フード、前ポケット スウェット
カーディガン cardigan, open front cardigan 前開き。重ね着に向く ニット
ベスト vest, knit vest 袖が無い。中の服が出る ニット・ツイード

羽織るものの語彙

種類 書く語 出やすい形 注意
ジャケット jacket, tailored blazer 襟の形が出る lapels を足すと襟が安定する
コート trench coat, long coat 丈が長い。引きの構図になる 上半身の構図だと形が分からない
ライダース biker jacket, moto jacket 斜めのジッパー、金具 前を開けた形になりやすい
ダウン puffer jacket, quilted 膨らみ、横のライン 体型が完全に隠れる
ポンチョ poncho, cape 腕の形が出ない 手を描かせたいなら避ける

ライダースの行に注意してください。実測でも、前を開けた形が出ました。閉じた形にしたいなら「zipped up」「closed front」を足す必要があります。

下に着るものの語彙

種類 書く語 丈の指定
スカート pleated skirt, A-line skirt knee length / long skirt
パンツ trousers, wide leg pants full length / cropped
ジーンズ jeans, straight leg denim 丈の指定はあまり効かない
ワンピース dress, shirt dress midi length / floor length
和装 kimono, yukata, obi 丈より帯の指定が効く

丈の語は、上に着るものより下に着るもののほうがよく効きます。スカートやワンピースでは knee length がそのまま反映されます。

素材を指定する

同じキャラクター、同じ乱数の種で服の指定だけを変えた8枚。指定なし、ニット、レザー、デニム、ぴったり、ゆったり、使い込んだ、重ね着の比較
同じキャラ・同じ乱数の種。変えたのは服の指定だけ当編集部が画像生成APIで作成(2026年9月2日)

4つの軸のうち、いちばん確実に効くのが素材です。上の8枚のうち、2枚目から4枚目がそれにあたります。

ニット、レザー、デニムの3つは、指定したとおりに出ました。しかも生地の見え方まで変わっています。ニットは編み目が、レザーは光沢が、デニムはステッチが描かれている。

素材の語は照明まで変える

ここが実際に出してみて分かったところです。レザーを指定した3枚目だけ、背景が暗くなっています。背景の指定は8枚とも同じ「plain grey background, even lighting」です。

光沢のある素材を出すために、AIが暗い環境を選んだ形になります。素材の語は、服だけでなく画面全体の明るさを動かします。

背景の明るさを固定したい場合は、素材の語を弱めるか、照明の指定を強く書き足す必要があります。ここを知らないと「なぜか暗くなる」で止まります。

使える素材の語

素材 書く語 出やすい特徴 注意
ニット cable knit, wool texture 編み目、厚み、ゆったりした袖 厚みが出るので体型が隠れる
レザー leather, glossy texture 光沢、ジッパー、硬い襟 背景が暗くなりやすい
デニム denim, washed indigo, visible stitching 色落ち、ステッチ、金属ボタン 上下ともデニムになりやすい
シルク silk, satin sheen, flowing fabric てかり、なめらかなドレープ 光沢がレザーと混ざることがある
コーデュロイ corduroy, ribbed texture 畝、落ち着いた色味 畝が細かすぎると潰れる
リネン linen, matte texture, natural wrinkles マットな質感、自然なしわ しわが強く出すぎることがある
ツイード tweed, woven texture 織り目、きちんとした印象 柄と誤解されることがある

素材を書くときのコツ

  • 素材名だけでなく、質感の語を1つ添える(texture・sheen・matte など)
  • 2つ以上の素材を混ぜない。1着に1素材で書く
  • 光沢のある素材を使うときは、照明の指定も一緒に書く
  • 効かないときは服の種類のほうを変える。素材が合わない形がある

最後の項目が見落とされがちです。レザーのカーディガンは出にくい。素材と形には相性があります。

シルエットを指定する

8枚のうち5枚目と6枚目がこれにあたります。ぴったりとゆったり。どちらもはっきり出ました。

体の線を出すか、隠すか

5枚目は form fitting turtleneck、6枚目は oversized hoodie です。形の違いだけでなく、印象がまったく変わっています。

ここでも副作用があります。6枚目のゆったりしたほうは、背景が暗くなりました。素材のときと同じで、指定していない要素が一緒に動いています。

シルエット 書く語 一緒に動きやすいもの
ぴったり form fitting, slim silhouette 姿勢がまっすぐになる
ゆったり oversized, baggy, drop shoulder 背景が暗くなりやすい
丈が長い long hem, floor length 構図が引きになる
丈が短い cropped, short hem お腹まわりが出る。露出の指定と混ざる
広がる flared, A-line 風の表現が足される
かっちり structured, tailored 表情が硬くなる

4行目に注意してください。丈を短くする語は、意図しない露出につながることがあります。ここは後半の規約の節と直結します。

肩の位置で印象が決まる

細かい話ですが効きます。drop shoulder(肩が落ちた作り)を足すだけで、同じ oversized でもゆるさの質が変わります。

逆にきちんと見せたいときは structured shoulder。肩は服の中でいちばん形が出る場所なので、ここを1語足すだけで結果が安定します。

素材は「着方」まで連れてくる

素材の節でもう1つ分かったことがあります。素材の語は、指定していない着方まで決めます。

レザーは前を開けた形になった

「black leather jacket, glossy texture」とだけ書いて出したところ、前を開けた着方で出ました。開けるとも閉じるとも書いていません。

これは偶然ではなく、素材と服の種類の組み合わせに引っぱられた結果です。レザーのジャケットは、学習された絵の多くで前が開いています。

問題は、前を開けると中が見えることです。意図しない露出は、たいていこの経路で入ってきます。「露出の語を書いた」からではなく、「着方を書かなかった」から出る。

着方を明示する語

  • 閉じる……zipped up, closed front, buttoned up
  • 開ける……open jacket, unbuttoned(中に着るものも一緒に指定する)
  • 中に着るもの……turtleneck under the jacket のように前後関係で書く
  • 迷ったら閉じるほうを書く。書かないと開く側に寄る

最後の項目が実務の結論です。閉じた形を出したいなら、閉じると書いてください。無指定は「どちらでもいい」ではありません。

素材ごとの寄り方

素材 指定しないと寄る着方 打ち消す語
レザー 前を開ける zipped up
デニム 上下ともデニムになる 下に着るものを別に指定する
ニット 袖が長く余る fitted sleeves
シルク 肩や背中が開く high neckline, long sleeves
リネン ゆったりした形になる fitted, tailored

4行目は要注意です。シルクは光沢と柔らかさの語なので、露出を増やす方向に寄ります。閉じる語を一緒に書いてください。

状態と使用感を指定する

8枚のうち7枚目です。worn out jacket, frayed hem, patched elbows, faded fabric と4語も書きました。

思ったより弱く出る

結果を見ると、袖口のほつれは出ていますが、全体としては「使い込んだ」というより「少し着古した」程度です。肘の当て布は出ていません。

これは指定の書き方の問題ではなく、状態を表す語がもともと弱いためです。素材や色に比べると、優先度が低い。

状態を強く出したいとき

  • 部位を名指しする(frayed cuffs / torn elbow / stained collar)
  • 色あせと組み合わせる(faded, sun bleached)
  • 素材の語を弱める。素材が強いと状態が押し負ける
  • それでも足りなければ、服の種類を「古着」に寄せる(vintage jacket)

3行目がいちばん効きます。レザーの光沢と「使い込んだ」は方向が逆なので、両方書くと素材が勝ちます。

出したい状態 書く語 効き方
新品 crisp, brand new, pressed しわが消えて硬くなる
着慣れた soft worn, relaxed fabric 控えめ。自然な範囲
使い込んだ worn out, frayed cuffs, faded 袖口と裾に出やすい
濡れている wet fabric, soaked 強く出る。露出の指定と混ざりやすい
しわがある wrinkled, creased リネンと組むと自然

4行目は扱いに注意が要ります。濡れた布の指定は、服の透け方を変える方向に働きます。規約の線に近づくので、意図しないなら書かないほうが安全です。

色を指定する

色を1つ、2つ、3つ、3つに語順の工夫を加えた4枚の比較。3色とも指定どおりに出ているが、色を増やすとジャケットの襟の形が変わっている
色は3つまで通った。ただしジャケットの形が変わっている当編集部が画像生成APIで作成(2026年9月2日)

色は「移る」と言われます。赤いジャケットと指定したら髪まで赤くなる、というものです。実際に確かめました。

3色までは移らなかった

同じ乱数の種で、色の数だけを1つずつ増やしています。赤いジャケット、青いスカート、黄色いスカーフ。3つとも指定どおりに出ました。

髪の色も目の色も変わっていません。少なくともこのモデルでは、3色までは色が移りませんでした。

移ったのは色ではなく、服の形

ここが実際に出さないと気づかない部分です。1枚目と2枚目は襟のあるテーラードジャケットですが、3枚目はジップアップに変わっています。

色を1つ足しただけで、服の種類そのものが変わった。色が3つ並ぶと、形を決める語のほうが押し出されます。

色の数 色は出たか 形はどうなったか
1つ 出た 襟のあるジャケット
2つ 両方出た 襟のあるジャケットのまま
3つ 3つとも出た ジップアップに変わった
3つ+語順を整える 3つとも出た ジップアップのまま。質感は上がった

語順を整えても形は戻らなかった

4枚目では、それぞれの色に wearing a を付けて対応をはっきりさせ、distinct colors と no color bleeding も足しました。

結果、スカーフのフリンジまで描かれるようになりましたが、ジャケットは襟のある形に戻っていません。色を分けるための指定は、形を守るための指定ではないということです。

ここまでで分かったこと

  • 色移りを心配して1色ずつにする必要は無かった。3色とも通った
  • ただし色を足すと、服の種類のほうが変わることがある
  • no color bleeding のような指定は、形には効かない
  • なぜ色が移らなかったのかは、次の節で分かる

1行目は、よく言われていることと逆の結果です。ただしこれには条件がありました。次の節で、同じ語のまま並び順だけを変えて確かめます。

色は「服の名前にくっつけて」書く

同じ語・同じ乱数の種で語順だけを変えた2枚。服の種類を先に書いた左はグレーのブレザー、色を先に書いた右は背景と照明が赤くなっている
同じ語・同じ乱数の種。変えたのは並び順だけ当編集部が画像生成APIで作成(2026年9月2日)

前の節で色が移らなかったのは、色を服の名前にくっつけて書いていたからです。「red jacket」という書き方をしていました。

では、色を単独で置くとどうなるか。同じ語のまま、並び順だけを入れ替えて出しました。

色だけが独立すると、背景に流れる

左は「tailored blazer with wide lapels, red」、右は「red, tailored blazer with wide lapels」です。使っている語は完全に同じで、順番だけが違います。

結果は分かりやすく分かれました。右は背景と照明が真っ赤になりました。これが本当の意味での色移りです。

並び順 ブレザーの色 赤はどこへ行ったか 服の形
服の種類 → 色 グレーのまま どこにも出ていない 指定どおりの襟
色 → 服の種類 グレーのまま 背景と照明、インナー 指定どおりの襟

分かったことは2つ

1つ目。どちらの並びでも、ブレザーは赤くなりませんでした。色を服の名前から離して置くと、そもそもその服に結びつきません。

2つ目。服の形は両方とも守られました。「wide lapels」という指定が、色を先頭に置いても効いています。

つまり、心配すべきは形が壊れることではなく、色が服から離れることのほうでした。前の節で色が3つとも通ったのは、3つとも服の名前にくっついていたからです。

色の書き方の結論

  • 色は必ず服の名前とセットで書く(red jacket / navy skirt)
  • 色だけを単独で置かない。背景と照明に流れる
  • セットで書けば、3色までは互いに干渉しなかった
  • 逆に、画面全体を赤くしたいときは、あえて色を単独で置けばよい

最後の項目は使い道になります。失敗として知られている挙動を、意図して使えば演出になります。

素材が呼び込む暗さは、完全には戻せない

素材の節で書いた「レザーを指定すると背景が暗くなる」を、もう少し詰めました。照明の指定を足せば戻るのかを確かめています。

足しても半分しか戻らなかった

同じ乱数の種で、片方に「bright even studio lighting, light grey background, high key」の3語を足しました。明るい方向には動きましたが、全体としてはスポットライトのある暗めの画面のままです。

光沢のある素材は、光沢を見せるために暗い背景を必要とします。だから照明の語と素材の語が引っぱり合って、途中で止まります。

背景の明るさを優先したいとき

  • 光沢の語を外す(glossy texture を消して leather だけにする)
  • 素材をマットなものに替える(suede、matte leather)
  • 照明の語を足すのは補助。素材の語より強くはならない
  • 背景を白と明示する。grey より white のほうが押し返す

1行目がいちばん効きます。暗くしているのは素材そのものではなく、光沢を表す語のほうです。

重ね着を指定する

8枚のうち最後の1枚です。白いシャツ、ベージュのカーディガン、スカーフの3点を指定して、3点とも出ました。

上下の関係を言葉で書く

重ね着がうまくいったのは、under という語で前後関係を書いたからです。「white collared shirt under a beige cardigan」という書き方をしています。

これを「white shirt, beige cardigan」とだけ書くと、どちらが上か決まらず、カーディガンだけになったりシャツだけになったりします。

関係 書き方 効き方
下に着る A under B いちばん確実
上に羽織る B over A under とほぼ同じ
前を開ける open jacket, unbuttoned 中の服が見えるようになる
肩に掛ける draped over shoulders 袖を通さない形になる
小物を足す scarf, belt, gloves 3点までは安定して出る

3点を超えると落ち始める

実測では3点まで確実に出ました。それ以上を1度に指定すると、どれかが落ちます。

足したいものが多いときは、まず3点で出して、あとから追加で描き足すほうが早い。一度に全部を指定して当たりを引くまで回すより、確実です。

服を指定しないとどうなるか

8枚の1枚目がこれです。shirt とだけ書きました。

勝手に服が決まる

結果は、緑がかったシャツとダークカラーのスカートでした。色も形も指定していないのに、両方とも決まっています。

ここは大事なところです。「服を指定しない」は「服を着ていない」ではありません。モデルが学習した中で、その構図に多かった服が選ばれます。

だから、意図しない服装が出たときは「指定を足す」のが正しい対処です。「消す」ではありません。

指定しないと決まってしまうもの

  • 上に着るもの……構図に合いそうなものが自動で選ばれる
  • 下に着るもの……上半身の構図でも見えている範囲は決まる
  • 色……モデルが得意な配色になる
  • 丈と露出の度合い……ここが問題になりやすい

4行目が実務でいちばん困ります。指定しなかった結果として露出の多い服が出ることがあり、それは次の節の話につながります。

季節と場面で指定する

ここまでは服そのものの指定でした。もうひとつ、まとめて雰囲気を決める書き方があります。季節と場面です。

季節の語は服を一式そろえる

「winter outfit」と書くと、コート・マフラー・厚手の生地が一度に出ます。個別に指定するより早い代わりに、細かい制御はできません。

季節 書く語 一緒に出るもの
spring outfit, light cardigan 淡い色、薄手の上着
summer outfit, breathable fabric 半袖、明るい色。露出が増えやすい
autumn outfit, layered knit 重ね着、落ち着いた色
winter outfit, heavy coat, scarf コート、マフラー、手袋

夏の行に注意してください。季節の語だけを書くと露出の度合いが決まらないので、丈と袖を一緒に指定するほうが安全です。

場面の語は服と背景の両方を決める

「office」「school」「cafe」といった場面の語は、服だけでなく背景も一緒に決めます。片方だけ変えたいときは向きません。

場面 書く語 注意
仕事 business attire, office wear 背景もオフィスになる
部屋着 loungewear, relaxed home outfit 露出が増えやすい。丈を書く
運動 sportswear, track jacket 体の線が出る
式典 formal wear, evening gown 肩や背中が開きやすい
屋外 outdoor gear, windbreaker 背景が自然になる

和装は帯と襟で決まる

和装は英語の語彙が少ないぶん、指定できる項目も限られます。効くのは3つだけです。

指定するもの 書く語 効き方
種類 kimono / yukata / hakama いちばん確実。形が変わる
wide obi, obi with bow 腰の見え方が決まる
floral pattern, geometric pattern 細かい柄は潰れる
layered collar 首元が整う

浴衣と着物は別の語として扱われます。「kimono」と書くと厚みのある正装寄り、「yukata」と書くと薄手で夏向きの形になります。

柄は細かくしすぎないでください。解像度に対して細かい柄は潰れて、模様ではなくノイズになります。

どこまでの服装が規約で認められているか

Aipictors の利用規約の禁止事項の画面。学生服や学生の備品を含む性的表現、幼児体型で肌の露出が多い場合について書かれ、イラスト作品と小説はこの区分に該当しないと明記されている
服装そのものが禁止事項に名指しされている出典:Aipictors 利用規約(2026年9月2日 取得)

ここからが、他のプロンプト記事が扱っていない部分です。服の指定は、そのまま規約の線に触れます。

「水着」が性的表現に含まれると書いているサービスがある

Aipictors の利用規約は、性的表現の範囲を具体的に列挙しています。

性的表現には、水着、肌の露出の多い衣装、えっちなポーズ、精液等の描写も含まれます。

Aipictors 利用規約 — aipictors.com

水着と「肌の露出の多い衣装」が、性的表現の側に入っています。投稿するときの区分は全年齢・R-15・R-18・R-18G の4つで、水着を出したらどの区分になるかを自分で判断することになります。

服装と作風の組み合わせで禁止になる

同じ規約には、服装を名指しした禁止事項が並んでいます。

Sexually explicit works that include school uniforms, school backpacks, or other student attire or equipment.

学生服、ランドセル、その他の学生が用いる衣服や備品を含む、性的に露骨な作品。

Aipictors Terms of Use — aipictors.com

服そのものが禁止なのではありません。性的な表現と組み合わさったときに禁止になる、という書き方です。制服を着せること自体は問題になっていない。

イラストと小説は対象外と明記されている

そしてこの規約には、続きがあります。

Illustration works and novels do not fall under this category.

イラスト作品と小説は、この区分に該当しない。

Aipictors Terms of Use — aipictors.com

実写に見える作風が対象で、イラストは外れる、という線引きです。規約の冒頭でも「This applies to images that appear to be live-action」と範囲を限定しています。

これは重要な区別です。同じ服装を指定しても、リアル系のモデルで出すか、アニメ系のモデルで出すかで扱いが変わります。

作風で線を引くサービスと、申告で分けるサービス

同じ服装でも、線の引き方が3通りある作風で分けるAipictors実写に見えるものが対象イラストと小説は除外と明記水着も性的表現に含める区分は4つ申告で分けるPixAIタグを自分で付ける判断は投稿者に委ねられる参照先が読めなかった基準は本文に無い規約で禁じるCivitai成人向けを禁止事項に列挙申告の仕組みは動いている文面と実装が食い違う改定は2026年8月
作風・申告・禁止。同じ服装でも判断の置き場所が違う各社の規約の原文をもとに作成(2026年9月2日 確認)
同じ服装でも線の引き方が3通り作風で分ける(Aipictors)実写に見えるものが対象イラストと小説は除外と明記申告で分ける(PixAI)タグを自分で付ける参照先のページが読めなかった規約で禁じる(Civitai)成人向けを禁止事項に列挙文面と実装が食い違っている
作風・申告・禁止。同じ服装でも判断の置き場所が違う各社の規約の原文をもとに作成(2026年9月2日 確認)

3つのサービスを並べると、線の引き方そのものが違うことが分かります。「どこまでOKか」を聞く前に、「誰が判断するのか」が違います。

Aipictors は作風で分けます。実写に見えるものを対象にし、イラストと小説を除外すると明記している。基準が文章で読める形になっています。

PixAI は投稿者の申告で分けます。タグを正しく付けることを求める書き方で、何をもって成人向けとするかの基準は本文に書かれていません。参照先のページを開くと404が返ります。

Civitai は規約で禁じる形です。2026年8月の改定で成人向けを禁止事項に列挙しました。ただし成人向けを申告する仕組みは動いたままで、文面と実装が食い違っています。

だから「このサービスは緩い」で選ばない

よくある選び方ですが、うまくいきません。緩いか厳しいかではなく、判断が自分に来るかどうかが違います。

作風で分けるサービスなら、線は読めば分かります。申告で分けるサービスは、線を自分で引くことになります。後者のほうが自由に見えますが、責任も自分に来ます。

サービスによって考え方が違う

ここは横並びにすると差がはっきりします。同じ「未成年の性的描写は禁止」でも、対象の取り方が違います。

サービス 服装についての書き方 創作は対象外か
Aipictors 水着と露出の多い衣装を性的表現に含めると明記 イラストと小説は対象外と明記
PixAI 成人向けは自己申告のタグで区分する 参照先のページが読めない状態
Civitai 成人向けを禁止事項に列挙(2026年8月の改定) 記載を確認できなかった

参照先が読めない例もある

PixAI の利用規約は、未成年を表すコンテンツの規則について別のページを参照するよう書いています。そのリンク先を開いたところ、404 が返りました。

3通りのURLで確かめましたが、いずれも同じ結果です。規約が参照している規則の本体が読めない状態になっています。

これは「規則が無い」という意味ではありません。移転や整理の途中である可能性もあります。ただ、投稿する側からは条件を確認できません。

服の指定を決める前に見るところ

  • そのサービスが「水着」や「露出」をどの区分に置いているか
  • 実写に見える作風とイラストで扱いが分かれているか
  • 投稿するときの区分がいくつあるか(全年齢・R-15・R-18 など)
  • 参照先のページが実際に読めるか

4つ目は冗談ではありません。実際に読めないことがあります。生成する前に開いてみてください。

指定していない露出が出たとき

前の節で書いたとおり、服を指定しないと勝手に決まります。そこで露出の多いものが出た場合、投稿すると区分の判断が必要になります。

対処は単純です。丈と肌の見える範囲を明示的に書いてください。「消す」のではなく「決める」。

書く語 効果
long sleeves 腕を覆う
high neckline 首元を閉じる
knee length 丈を膝まで下げる
fully clothed 全体を覆う方向に寄せる
modest outfit 控えめな衣装に寄せる

除外の指定より、肯定の指定のほうが確実です。「出さないで」と書くより「こう着せて」と書くほうが通ります。

SeaArt AI 公式サイト

指定が通らない3つのパターン

16枚を出す過程で、通らなかった書き方がありました。どれも語彙の問題ではありません。

1つ目:1文に詰め込む

「黒くてぴったりした使い込んだレザーのジャケット」を1つの句にまとめると、どれか1つか2つしか反映されません。

4つの軸が同じ句の中で競合するためです。区切って並べると、それぞれが独立した指定として扱われます。

書き方 結果
black tight worn leather jacket どれかが落ちる
leather jacket, form fitting, worn out, black それぞれが効く

2つ目:否定で書く

「露出しない」「肌を見せない」といった否定の指定は、期待どおりには働きません。否定の語は、その対象を呼び出してしまうことがあります。

肯定で書き換えてください。「露出しない」ではなく「long sleeves, high neckline, knee length」。何を着せるかを書くほうが確実です。

3つ目:矛盾する語を同時に置く

方向の逆な語を並べると、片方が勝ちます。どちらが勝つかは、その語の強さで決まります。

同時に置いた語 勝つ側 対処
光沢のある素材 + 明るい照明 素材 光沢の語を外す
レザー + 使い込んだ 素材 部位を名指しする
ゆったり + 体の線を出す ゆったり どちらかを消す
厚手のニット + 体型の指定 ニット 薄手に変える

共通しているのは、素材の語が強いということです。思ったとおりにならないときは、まず素材の語を疑ってください。

うまく出ないときに見直すところ

実際に16枚を出して分かった、詰まりどころを並べます。語彙を足す前に、ここを見てください。

症状 よくある原因 直す場所
服の種類が変わってしまう 色や小物を足しすぎている 服の種類を色より前に書く
背景が勝手に暗くなる 光沢のある素材を指定している 照明の指定を足す
重ね着の下が見えない 前後関係を書いていない A under B の形にする
使用感が出ない 素材の語が強すぎる 素材を弱めて部位を名指しする
小物が落ちる 4点以上を一度に指定している 3点までに絞る
意図しない露出が出る 丈と首元を指定していない 肯定の語で書き足す
毎回ちがう服になる 乱数の種を固定していない 種を固定して1語ずつ変える

1語ずつ変えて出す

いちばん確実な直し方です。乱数の種を固定して、変えるのは1語だけ。この記事の12枚も全部そのやり方で作っています。

まとめて変えると、何が効いたのか分からなくなります。1回の生成で1つだけ確かめる。遠回りに見えて、これがいちばん早い。

同じキャラを何枚も出すなら

服だけでなくキャラクターそのものを固定したい場合は、専用のモデルを学習させる方法もあります。そうすると、服の指定だけに集中できます。

作り方は LoRAの作り方の記事 にまとめました。実際に1本学習させて、かかった費用と時間まで実測しています。

この記事の確かめ方をそのまま使う

ここまでの結果は、使ったモデル1つでのものです。大事なのは結果より、確かめ方のほうです。同じやり方なら、どのモデルでも自分で確かめられます。

プロンプト集を写すのと、この手順を覚えるのとでは、あとが違います。語彙の一覧はモデルが変われば古くなりますが、確かめ方は古くなりません。

4枚1組で出す

やり方は単純です。乱数の種を固定して、変えるのは1語だけ。これを4回くり返して並べます。

順番 やること 見るところ
1 基準の1枚を出す。服は種類だけ指定する 何が勝手に決まったか
2 素材の語を1つ足す 生地と、背景の明るさ
3 シルエットの語を1つ足す 形と、姿勢の変化
4 色を服の名前とセットで足す 色の行き先と、形が保たれたか

2番目で背景が暗くなったら、その素材は光沢の語を持っています。3番目で姿勢が変わったら、シルエットの語が構図まで動かしています。1回に1語だけ変えるから、原因が分かります。

種を変えるのは最後

途中で乱数の種を変えないでください。種が変われば絵は全部変わるので、何が効いたのか分からなくなります。

指定が固まってから、種だけを何通りか振る。この順番にすると、良い1枚を引くまでの回数が減ります。

控えておくもの

  • 使ったモデルの名前とバージョン。結果はモデルごとに変わる
  • 乱数の種。これが無いと比べたものを再現できない
  • プロンプトの全文。除外した語も含めて残す
  • どの語を足したときに何が変わったか。1行でよい

4行目を残しておくと、次のキャラクターでも同じ手が使えます。語彙の一覧より、自分で測った1行のほうが役に立ちます。

この記事の16枚をどう作ったか

結果の信頼度が分かるように、作り方を出しておきます。読んだ人が同じ条件で再現できるようにするためです。

条件 設定
モデルの系統 Illustrious 系のチェックポイント1つ
画像の大きさ 832×1216
手順数 28
ガイダンスの強さ 7
乱数の種 比較する組の中では固定
変えたもの 服に関する語だけ
枚数 服の指定8枚、色4枚、語順2枚、照明2枚(計16枚)

1組の中では種を変えていない

8枚の比較、4枚の色の比較、2枚の語順の比較。それぞれの組の中では、乱数の種を1つに固定しています。

組をまたぐと種は違います。だから「8枚目と色の4枚目を比べる」ことはできません。比べられるのは同じ組の中だけです。

結果が変わる条件

ここは正直に書きます。モデルを変えれば結果は変わります。この記事で分かったことのうち、どこまでが一般的なのかは確定していません。

分かったこと 他のモデルでも同じか
素材の語がいちばん効く おそらく共通。仕組みの話に近い
色は服の名前とセットで書く おそらく共通。語の結びつき方の話
3色までは干渉しなかった モデルによる。自分で確かめる
レザーで背景が暗くなる モデルによる。学習された絵に依存する
小物は3点まで モデルによる

上の2つは書き方の話なので、モデルが変わっても効くと考えられます。下の3つは、そのモデルが何を学習したかに依存します。

自分の環境で確かめるなら、前の節の4枚1組のやり方を使ってください。1回に1語だけ変える。それだけです。

比較に使った8枚の内訳

最初の比較で何を変えたのかを、そのまま出しておきます。共通の部分は16枚すべてで同じです。

足した語 確かめたこと
1 shirt 指定しないと何が決まるか
2 thick cable knit sweater, wool texture ニットの編み目が出るか
3 black leather jacket, glossy texture 光沢と、背景への影響
4 denim jacket, washed indigo, visible stitching ステッチと色落ち
5 form fitting turtleneck, slim silhouette 体の線と姿勢
6 oversized hoodie, baggy, drop shoulder ゆるさの出方
7 worn out jacket, frayed hem, patched elbows, faded fabric 状態の語がどこまで効くか
8 layered outfit, white collared shirt under a beige cardigan, scarf 重ね着で3点とも出るか

共通部分は「1girl, solo, adult woman, brown medium hair, green eyes, upper body, standing, front view, looking at viewer, plain grey background, even lighting」です。背景と照明の指定は8枚とも同じなので、3枚目で背景が暗くなったのは素材の語の影響だと分かります。

除外に入れた語

除外の側も共通にしています。品質に関する語のほかに、露出を抑える語を4つ入れました。

入れたのは「worst quality, low quality, blurry, bad anatomy, extra fingers, text, watermark, signature, nsfw, nude, cleavage」です。後ろの3つが露出を抑える側で、これを入れても3枚目のレザーは前が開いた形で出ました。

つまり除外の語だけでは、着方は決まりません。肯定の指定で書くほうが確実だという結論は、ここから来ています。

よくある質問

服の色を複数指定すると色が移りますか?

実測では移りませんでした。赤いジャケット・青いスカート・黄色いスカーフの3色を同時に指定して、3つとも指定どおりに出ています。髪や目の色も変わりませんでした。ただし色を3つに増やしたところで、ジャケットが襟のある形からジップアップに変わりました。心配すべきなのは色ではなく形のほうです。

いちばん確実に効く指定は何ですか?

素材です。ニット・レザー・デニムの3つを試して、3枚とも指定どおりに出ました。編み目、光沢、ステッチといった生地の見え方まで変わります。ただしレザーのような光沢のある素材は、指定していない背景の明るさまで変えるので注意してください。

プロンプトを書く順番に決まりはありますか?

大きいものから小さいものへ書きます。構図、服の種類、素材、シルエット、状態、色の順です。後ろに書いた語ほど弱くなるので、色を先頭に置くと服の形の指定を押しのけます。形を守りたいなら、服の種類を色より前に書いてください。

重ね着はどう指定すればいいですか?

前後の関係を言葉で書きます。「A under B」の形が確実です。実測では「white collared shirt under a beige cardigan」と書いて、シャツ・カーディガン・スカーフの3点すべてが出ました。単に並べるだけだと、どちらが上か決まらず片方が落ちます。3点を超えると落ち始めます。

服を指定しないとどうなりますか?

勝手に決まります。「服を指定しない」は「服を着ていない」ではありません。実測では shirt とだけ書いて、色も形も指定していないのに緑がかったシャツとダークカラーのスカートが出ました。意図しない服装が出たときは、消すのではなく指定を足すのが正しい対処です。

使い込んだ感じが出ないのはなぜですか?

状態を表す語は、素材や色に比べて弱いためです。実測では4語を重ねても、袖口のほつれが出た程度で肘の当て布は出ませんでした。強く出したいときは部位を名指しし(frayed cuffs など)、同時に素材の語を弱めてください。レザーの光沢と「使い込んだ」は方向が逆なので、両方書くと素材が勝ちます。

水着を指定して投稿しても大丈夫ですか?

サービスによります。Aipictors の利用規約は「性的表現には、水着、肌の露出の多い衣装、えっちなポーズ、精液等の描写も含まれます」と明記しています。投稿の区分は全年齢・R-15・R-18・R-18G の4つあるので、どれに当たるかを自分で判断することになります。生成する前に、使うサービスの規約で「水着」がどの扱いになっているかを確認してください。

制服を着せるのは禁止ですか?

服そのものが禁止されているわけではありません。Aipictors の規約は「学生服、ランドセル、その他の学生が用いる衣服や備品を含む、性的に露骨な作品」を禁止としていて、性的な表現と組み合わさったときに禁止になる書き方です。また同じ規約は「イラスト作品と小説は、この区分に該当しない」とも書いていて、実写に見える作風を対象にしています。使うモデルの系統によって扱いが変わります。

意図しない露出が出たときはどうすればいいですか?

肯定の語で書き足してください。long sleeves、high neckline、knee length、fully clothed といった指定です。「出さないで」と除外で書くより、「こう着せて」と肯定で書くほうが通ります。丈と首元を明示的に決めるのがいちばん効きます。

ライダースの前が勝手に開いてしまうのはなぜですか?

着方を書いていないためです。実測でも「black leather jacket, glossy texture」とだけ書いたら、前を開けた形で出ました。開けるとも閉じるとも指定していません。閉じた形にしたいなら zipped up や closed front を明示的に書いてください。無指定は「どちらでもいい」ではなく、学習された絵で多いほうに寄ります。

除外の指定に nude や nsfw を入れれば安全ですか?

それだけでは足りません。実測では、除外に nsfw・nude・cleavage の3語を入れたうえで、レザージャケットが前を開いた形で出ました。除外の語は「描かないもの」を指定するもので、「どう着せるか」は決めません。閉じた形にしたいなら、zipped up のように肯定で書いてください。

プロンプトを1文にまとめてはいけないのですか?

まとめると落ちます。「black tight worn leather jacket」のように4つの軸を1つの句に詰めると、どれか1つか2つしか反映されません。同じ句の中で競合するためです。「leather jacket, form fitting, worn out, black」と区切って並べると、それぞれが独立した指定として扱われます。

意図しない露出は、どの経路で入ってきますか?

多くは着方の無指定です。露出を表す語を書いたからではなく、前を開けるかどうかを書かなかったから出ます。ほかにも、丈を短くする語(cropped)、季節の語(summer outfit)、場面の語(loungewear)、素材の語(silk)が露出を増やす方向に働きます。これらを使うときは、丈と首元と袖を一緒に指定してください。

季節の語だけで服を決めてもいいですか?

早いですが、細かい制御はできません。「winter outfit」と書くとコート・マフラー・厚手の生地が一度に出ます。そのぶん、どれか1つだけを変えることができません。とくに夏の指定は露出の度合いが決まらないので、丈と袖を一緒に書くほうが安全です。

着物と浴衣は書き分けられますか?

書き分けられます。「kimono」は厚みのある正装寄り、「yukata」は薄手で夏向きの形になります。和装で効く指定は、種類・帯・柄・襟の4つだけです。柄は細かくしすぎないでください。解像度に対して細かい柄は潰れて、模様ではなくノイズになります。

小物はいくつまで指定できますか?

実測では3点までが安定しました。スカーフ・ベルト・手袋のような小物を4点以上まとめて指定すると、どれかが落ちます。足したいものが多いときは、まず3点で出してから、あとで追加するほうが早い。重ね着も同じで、シャツ・カーディガン・スカーフの3点までは確実に出ました。

他のモデルでも同じ結果になりますか?

なりません。この記事の12枚は Illustrious 系のモデル1つで出したものです。色が3つまで通ったことも、素材がいちばん効いたことも、そのモデルでの結果です。使うモデルを変えたら、乱数の種を固定して1語ずつ変える同じやり方で、自分の環境で確かめてください。やり方そのものは、どのモデルでも使えます。

まとめ

服のプロンプトを、素材・シルエット・状態・色の4つに分けて実際に出しました。語彙を増やすより、軸を分けて1つずつ書くほうが確実です。

実測して分かったことを3つに絞ります。いちばん効くのは素材。ニット・レザー・デニムは指定どおりに出て、生地の見え方まで変わりました。

色は3つまで移りませんでした。ただしこれには条件がありました。3つとも服の名前にくっつけて書いていたからです。同じ語のまま順番だけを入れ替えて色を単独で置いたら、背景と照明が真っ赤になりました。色は服の名前とセットで書く。これが結論です。

そして服の指定は規約の線に直接触れます。「水着」を性的表現に含めると明記しているサービスがあり、実写に見える作風とイラストで扱いを分けているサービスもあります。生成する前に、使うサービスの規約を1度開いてください。

SeaArt AI 公式サイト

出典

参照した一次情報

  • Aipictors 利用規約(性的表現の範囲・投稿区分・学生服に関する禁止・イラストと小説の除外)
  • PixAI Terms of Service(8.2 タグによる自己申告と、未成年に関する規則の参照先)

当編集部が実測したもの

  • 服の指定だけを変えた8枚(同じキャラ・同じ乱数の種)
  • 色の数を1つずつ増やした4枚(同じキャラ・同じ乱数の種)
  • 素材の語が背景の明るさを変えること
  • 色を3つ指定しても色は移らず、服の形が変わること
  • 同じ語のまま並び順だけを変えた2枚(色を単独で置くと背景と照明に流れる)
  • 照明の語を足しても、素材が呼び込んだ暗さは半分しか戻らないこと
  • 除外に nsfw・nude・cleavage を入れても、着方は決まらないこと
  • PixAI の規約が参照しているページが404を返すこと(3通りのURLで確認)

仕様と規約は変更されることがあります。この記事の結果は2026年9月2日に確認したものです。生成の結果は使うモデルと設定によって変わります。実際に使う前に、公式ページで最新の内容をご確認ください。

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