用途別おすすめAI

切り抜き動画が簡単に作れるAIツール!YouTubeやTikTokで使える

※ 一部の記事にPRを含みます。
※ 記事内の情報は2026年9月時点のものです。

切り抜き動画が作れるAIツールの記事のアイキャッチ。動画のタイムラインから1か所を縦型に切り出す様子を図にしたもの

長い配信から見どころを探して縦型に切り出す作業は、手でやると1本あたり数十分かかります。AIツールを使えば、同じ工程が数分で終わります。動画を読み込ませれば、盛り上がっている場面を勝手に見つけて、9対16に切り直して、字幕まで付けてくれます。

この記事では主要な4つのツールを、料金と機能を公式ページから取り直したうえでランキングにしました。そのあとに、実際に1本作るまでの手順を並べます。YouTube ショートと TikTok、それぞれへの投稿で気をつけることも書きました。

料金と機能は2026年9月時点の公開情報です。数字は公式ページの記載か、そこから当編集部が計算したものだけを載せています。取れなかった項目は推測で埋めず、そのまま「未取得」と書きました。

2short.ai 公式サイト

当サイトの特徴

生成AIに詳しくない初心者でも理解しやすいように、図解を用いた丁寧な解説を徹底!
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【生成AIの専門チームが監修】実証実験を用いた信頼性の高い情報を発信

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AIオタクLABOは、プロフェッショナルチームによる生成AIの専門メディアです。
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実証実験をもとにした的確なデータを参考にし、記事作成を行なっています。

●AIオタクLABOの信頼性

生成AIの検証に費やした時間

9,760時間+

これまでに検証したAIツールの数

240個+

AIを使用して作成した画像の枚数

24,200枚+

生成AIツールのセキュリティ検証の回数

2,200回+

※最終データ更新:2026年9月
※上記画像はCanva AIAnime Geniusで制作

Contents
  1. ランキングを付けた基準
  2. 切り抜きAIツール ランキング4選
  3. 1分あたりの単価で並べ直す
  4. 選ぶ前に、4本の規約を原文で読んだ
  5. 切り抜き動画の作り方
  6. ショート動画として伸ばすための作り方
  7. YouTube ショートに投稿するとき
  8. TikTok に投稿するとき
  9. 目的別におすすめを選ぶ
  10. この比較で分からないこと
  11. うまくいかないときに見るところ
  12. よくある質問
  13. まとめ
  14. 出典

ランキングを付けた基準

2short.ai の料金ページ。Starter が月30分の無料枠、Lite が月額9.90ドルで5時間、Pro が19.90ドルで15時間、Premium が49.90ドルで50時間
単価を出すには、金額と分数の両方が公開されている必要がある。4本のうちそれを満たしたのは2社だけだった出典:2short.ai 料金ページ(2026年9月1日 取得)

順位を付ける前に、何で比べるかを決めました。「使いやすい」「高機能」のような感想ではなく、公式ページで確かめられる項目だけを使っています。

4つの評価軸

  1. 無料で本来の使い方を試せるか。YouTube から取り込めて、まとまった分数を使えるか
  2. 1分あたりの単価。月額と分数の両方が公開されていれば計算できる
  3. 対応言語の一覧が公開されているか。日本語が入っているか、何言語まで扱えるかが分かる
  4. 切り出したあとの作り込み機能。ナレーション、素材の差し込み、投稿連携など

4つ目だけは幅の話なので、上位3つを重く見ています。切り抜きは量を回す作業なので、単価と試用枠が実際の使い勝手を決めます。

AIは何を手がかりに切り出しているのか

順位を見る前に、AIが何をしているのかを押さえておくと選びやすくなります。切り出しの手がかりは、サービスやプランによって数が違います。

切り出しに使われる手がかり

  • 話し言葉。音声を文字に起こして、話題の切れ目や盛り上がりを推定する
  • 映像に映っているもの。画面の変化や被写体の動きを見る
  • 音。笑い声や声量の変化など、文字にならない情報を拾う
  • 感情の起伏。話し方のトーンから、場面の温度を推定する

Opus Clip の場合、無料プランで使えるのは1つ目の話し言葉だけです。残りの3つは Starter 以上の機能として並んでいます。手がかりが1つだけだと、静かに進む場面や、言葉より映像で見せる場面を拾いきれません。

逆に言えば、トーク中心の配信なら手がかりが1つでも十分に働きます。ゲーム実況やライブ配信のように映像側の情報が多い素材ほど、上位プランの差が出ます。

切り抜きAIツール ランキング4選

今回の順位1位2short.ai単価が最安・分数も公開2位Opus Clip作り込みが最も広い3位Vizard無料枠が最大4位Klap分数は明快だが割高
2short.ai が3つの軸で最も条件がよかった各社の公開情報をもとに作成
今回の順位1位2short.ai単価が最安・分数も公開2位Opus Clip作り込みが最も広い3位Vizard無料枠が最大4位Klap分数は明快だが割高
2short.ai が3つの軸で最も条件がよかった各社の公開情報をもとに作成

1位 2short.ai ── 単価が最も安く、料金と分数の両方が公開されている

2short.ai の公式トップページ。YouTube の動画URLを貼るとショート動画の候補が並ぶ画面
2short.ai の公式トップ。YouTube のURLを貼るところから始まる出典:2short.ai 公式サイト(2026年9月1日 取得)

4本のうち3つの軸で最も条件がよかったのがこのサービスです。無料で月30分ぶん試せて、有料プランの単価は他社の3分の1から4分の1。そして料金と分数の両方を料金ページに出しているのが、4本のうちこのサービスと Klap だけでした。単価を計算できるのはこの2本しかありません。

プラン 月額 月あたりの解析時間 分に直すと 1分あたり 透かし
Starter $0 30分 30分 あり
Lite $9.90 5時間 300分 $0.033 なし
Pro $19.90 15時間 900分 $0.022 なし
Premium $49.90 50時間 3,000分 $0.017 なし

右から2列目は当編集部で計算した値です。プランが4段階に刻まれているので、使う量に合わせて選びやすくなっています。週に2時間の配信を1本処理するなら月480分で、Pro の900分に収まります。

2short.ai が向いている人

  • 使う前に単価を計算しておきたい人。金額と分数の両方が公開されている
  • 本数を多く回したい人。単価が効いてくる
  • まず無料で自分の素材を通してみたい人
  • 編集は自分でやるので、切り出しだけ任せたい人

使いはじめるまでの流れ

無料の Starter で登録すると、その場で30分ぶんの解析時間が付きます。YouTube の URL を貼るか、手元のファイルをアップロードするだけで始められます。クレジットカードの登録は要りません。

30分という枠は、1時間の配信を通すには足りません。試すなら、30分以内の動画を1本用意するか、長い配信から前半30分だけを切り出して読み込ませる形になります。透かしが入るため、ここで作ったものはそのまま公開できません。

気をつける点

切り出したあとの作り込み機能は、上位2社に比べると控えめです。ナレーションの追加やストック素材の差し込みといった機能は、料金ページに記載がありませんでした。編集は別のソフトでやる前提なら問題になりませんが、1つで完結させたい場合は物足りなく感じる可能性があります。

2short.ai 公式サイト

2位 Opus Clip ── 切り出したあとの作り込みが一番広い

名前を最もよく見かけるサービスです。プランの差が分数ではなく機能で付けられているのが特徴で、切り出したあとに手を加えたい人向けの作りになっています。

プラン 月額 透かし 取り込み元 書き出し
Free $0 あり ローカル動画のみ 3日間・最大1080p
Starter $15 なし YouTube・Google ドライブ・Vimeo ほか 30日間・最高解像度
Pro $29 なし 同上 同上
Business 個別見積もり なし 同上 同上+SSO などの管理機能

Starter 以上では、AIが切り出しの判断に使う材料が増えます。話し言葉だけでなく、画面に映っているもの・音・感情の起伏まで手がかりにします。無料プランの切り出しは話し言葉のみです。

そのほか、AIによるナレーションが1日20回まで、AI画像とストック素材のB-Rollが月に3クリップずつ付きます。ただし月あたりの分数は料金ページに書かれておらず、単価は計算できませんでした。

2位にした理由と、引っかかる点

機能の幅では頭ひとつ抜けています。順位を落としたのは、無料プランが YouTube から取り込めないためです。切り抜きの主な使い道は YouTube の配信を素材にすることなので、その入口が無料では塞がっています。手元の動画で操作感を見るところまでが範囲です。

Starter 以上で使えるものを並べると、切り出しだけのツールとは性格が違うことが分かります。

作り込み機能の中身

  • AIナレーション。1日20回まで。字幕だけでなく音声で説明を足せる
  • AI画像とストック素材のB-Roll。月に3クリップずつ。話に合う映像を挿し込める
  • 4種類の抽出手がかり。話し言葉・映像・音・感情の起伏
  • 複数の取り込み元。YouTube・Google ドライブ・Vimeo ほか

1つ目と2つ目は、この記事で何度か触れている「切り出したあとに何を足すか」を、ツールの中で完結させるための機能です。別のソフトを立ち上げずに済むぶん、運用の手数が減ります。

気をつける点

月あたりの分数が料金ページに書かれていないため、どれだけ処理できるのかを契約前に見積もれません。大量に回す予定があるなら、ここは事前に問い合わせておいたほうが安全です。書き出したファイルの保存期間がプランで変わる点も、無料で試すときには効いてきます。

Opus Clip 公式サイト

3位 Vizard ── 無料の試用枠が一番大きい

Vizard.ai の公式トップページ
Vizard の公式トップ。無料枠は月60分で4本のうち最大出典:Vizard.ai 公式サイト(2026年9月1日 取得)

無料プランで月60分ぶんのアップロードができます。今回調べた中では最も大きい試用枠です。1時間の配信を1本、まるごと通せる計算になります。

上位プランは月600分以上で、透かしが外れます。金額は公式ページで確認してください。

3位にした理由

試用枠の大きさは魅力です。ただし料金の段階が公開されている他社に比べると、続ける前提での見積もりが立てにくくなります。試すだけなら1位候補ですが、継続を考えると順位が下がります。

Vizard 公式サイト

4位 Klap ── 分数は明快だが単価が最も高い

Klap の公式トップページ
Klap の公式トップ。運営はフランスの ZIGG という会社出典:Klap 公式サイト(2026年9月1日 取得)

月額と分数の両方がはっきり示されています。比べやすい料金表なのですが、計算すると単価は今回の4本で最も高くなりました。

プラン 月額 月あたりのクリップ分数 1分あたり
Basic $14 100分 $0.140
Pro $39 300分 $0.130
Pro+ $94 1,000分 $0.094

AIの切り出し、投稿先アカウントの連携数無制限、分析機能は全プランに含まれます。年払いで50%引きという表示はありますが、具体的な金額は記載されていませんでした。

4位にした理由

無料プランが無く、最安でも月$14からになります。そして同じ300分を処理する場合、2short.ai Lite の $9.90 に対して Klap Pro は $39 です。投稿先との連携機能に価値を感じるかどうかが分かれ目になります。

Klap 公式サイト

4本をまとめて比べる

順位 サービス 無料でできること 最安の有料プラン 1分あたり 対応言語
1位 2short.ai 月30分(透かしあり) $9.90 / 300分 $0.033 26言語(日本語あり)
2位 Opus Clip ローカル動画のみ(透かしあり) $15 分数が未公開 25言語(日本語あり)
3位 Vizard 月60分(透かしあり) 金額が未取得 算出できず 40言語(日本語あり)
4位 Klap 無料プランなし $14 / 100分 $0.140 52言語(一覧は未公開)

「無料プランあり」の丸印は、中身がまったく違います。取り込み元で制限されているのか、分数で制限されているのか、そもそも無いのか。この3つは別の制約です。

4つの評価軸で並べる 2short.ai Opus Clip Vizard Klap 無料で試せるか 月30分 YouTube不可 月60分 無料なし 1分あたりの単価 $0.017〜0.033 分数が未公開 金額が未取得 $0.094〜0.140 対応言語(日本語) 26言語・あり 25言語・あり 40言語・あり 52言語・一覧なし 作り込み機能 切り出し中心 最も広い 標準的 投稿連携が強い 濃い青=有利 薄い赤=不利 灰色=公式ページから取得できなかった項目 2026年9月時点の公開情報にもとづく
灰色は「劣っている」ではなく「確かめられなかった」各社の公開情報をもとに作成
4つの評価軸で並べる2short.ai無料月30分単価$0.017〜0.033対応言語26言語・日本語あり作り込み切り出し中心Opus Clip無料YouTube不可単価分数が未公開対応言語25言語・日本語あり作り込み最も広いVizard無料月60分単価金額が未取得対応言語40言語・日本語あり作り込み標準的Klap無料無料なし単価$0.094〜0.140対応言語52言語・一覧なし作り込み投稿連携が強い灰色=公式ページから取得できなかった項目
灰色は「劣っている」ではなく「確かめられなかった」各社の公開情報をもとに作成

対応言語は4本とも日本語を含む。差が出るのは数のほう

切り抜きAIは音声を文字にしてから見どころを探すので、対応言語に日本語が入っているかどうかは、そのまま使えるかどうかに直結します。4本の公式ページで一覧を確かめました。

サービス 対応言語の数 日本語 一覧の出どころ
2short.ai 26言語 あり 料金ページのよくある質問
Opus Clip 25言語 あり ヘルプセンターの専用ページ
Vizard 40言語(文字起こし) あり ヘルプセンターの専用ページ
Klap 52言語と記載 一覧が非公開のため不明 翻訳機能の紹介ページ

日本語で使えるかどうかで4本を絞り込むことはできませんでした。少なくとも3本は一覧に日本語が入っています。Klap は「52言語」という数だけを出していて、その中身を並べたページが見つかりませんでした。

数がいちばん多いのは Vizard の40言語です。さらに字幕の翻訳先は128言語まで用意されています。1本の配信から多言語のショートを出したい場合は、ここが効いてきます。

Vizard が扱える素材の上限

  • ファイル形式は mp4・mov・3gp・avi ほか
  • ファイルサイズは最大 8GB
  • 動画の長さは最大6時間
  • 音声だけのファイルは受け付けない。映像トラックが要る

Opus Clip は最大10時間まで受け付けます。ただし、素材として差し込む画像や動画のほうには別の上限があり、200MB を超えるファイルと15分を超える動画は取り込めません。元の配信は長くても通るが、あとから足す素材のほうが厳しい、という作りです。

2short.ai には、料金ページに書かれていない前提がある

1位に挙げたサービスですが、選ぶ前に知っておくべき条件が1つあります。字幕が付いている動画しか処理できません。公式のよくある質問にそう書かれています。

It's important to note that we can only process videos with captions, but fortunately, YouTube auto-generates captions for most videos.

当社が処理できるのは字幕のある動画に限られます。ただし YouTube はほとんどの動画に字幕を自動生成するため、その点は問題になりにくいはずです。

2short.ai よくある質問「What types of videos does 2short.ai support?」 — 2short.ai

YouTube から取り込む場合はほぼ気になりません。問題になるのは、手元の録画をそのまま上げるときです。字幕が無い素材は、先に字幕を用意しておく必要があります。

もう1つ、公式サイトの中で無料枠の数字が食い違っていました。料金表の Starter プランは「月30分」ですが、同じサイトの案内文には「15分」と書かれています。この記事では料金表の側を採りましたが、契約前にご自身で確かめてください。

1分あたりの単価で並べ直す

料金表は「月額いくら」で並んでいますが、実際に効くのは作りたい量に対していくらかです。分数と金額の両方が公開されている2社について、月額を分数で割りました。

1分あたりの単価(USD) 0.15 0.10 0.05 0 Klap(4位) 2short.ai(1位) .140 Basic 100分 .130 Pro 300分 .094 Pro+ 1,000分 .033 Lite 300分 .022 Pro 900分 .017 Premium 3,000分 同じ300分で 3.9倍
同じ分数でも、選ぶサービスで単価が大きく動く両社の公開料金をもとに独自に算出
1分あたりの単価(USD)同じ300分で 3.9倍の差Klap Basic$0.140Klap Pro$0.130Klap Pro+$0.0942short Lite$0.0332short Pro$0.0222short Premium$0.017月額 ÷ 月あたりの分数で算出
同じ分数でも、選ぶサービスで単価が大きく動く両社の公開料金をもとに独自に算出

同じ300分でも、Klap Pro が $39、2short.ai Lite が $9.90 です。1分あたりに直すと $0.130 と $0.033 で、3.9倍の開きがあります。月額の並びを眺めているだけでは、この差は見えません。

消費するのは元動画の長さ

見積もりで間違えやすいところを1つ書いておきます。分数は「切り出した本数」ではなく「取り込んだ元動画の長さ」で減ります。1時間の配信から3本のショートを作っても、消費は1時間ぶんです。

量から必要なプランを逆算する

  • 週1本・1時間の配信なら月240分。2short.ai の Lite では足りず Pro が要る
  • 週1本・2時間の配信なら月480分。同じく Pro の範囲
  • 週2本・30分の動画なら月240分。Pro で収まる
  • 毎日1時間なら月1,800分。Premium(3,000分)が必要になる

選ぶ前に、4本の規約を原文で読んだ

Klap の利用規約ページ。第10条に返金の条件が並んでいる
4本のうち規約の本文を公開ページで読めたのは Opus Clip と Klap の2本だけだった出典:Klap Terms of Service(2026年9月1日 取得)

料金と分数だけで選ぶと、あとで困ることがあります。作ったクリップを収益化してよいのか、途中でやめたときにお金が戻るのか。この2つは料金ページには書かれていません。規約のほうに書いてあります。

そこで4本の利用規約を原文で読みました。読んでみると、同じ「切り抜きAI」でも書かれている内容の量がまるで違いました。

無料プランのまま公開してよいかは、規約で分かれる

いちばん効くのがここです。Opus Clip は、無料プランの利用を「個人的で非商用の用途」に限ると規約に書いています。広告収益が発生する投稿は、この範囲から外れます。

You will only use the Services for your own internal, personal, non-commercial use, and not on behalf of or for the benefit of any third party ... Notwithstanding the foregoing, if you are a user of Paid Services, you are licensed to use the Services for commercial uses and otherwise to the fullest extent possible under applicable law.

本サービスは、あなた自身の内部的・個人的・非商用の用途にのみ利用するものとし、第三者のために、または第三者の利益のために利用してはならない。ただし有料サービスの利用者は、商用の用途で本サービスを利用する許諾を受ける。

OpusClip Terms of Service「Your Use of the Services」 — opus.pro

裏を返せば、有料プランに上げた時点で商用利用は明示的に許諾されます。「収益化する予定があるなら最初から有料」と考えておけば迷いません。

Klap の規約には、商用利用の可否そのものが書かれていませんでした。禁止しているという意味ではなく、許すとも禁じるとも書いていないということです。2short.ai と Vizard については、後述のとおり規約の本文を公開ページで確認できませんでした。

アップロードする素材について、規約が求めていること

他人の配信を切り抜くときに効いてくるのがこの条項です。Opus Clip は、著作権だけでなく「パブリシティ権」まで名指しで挙げています。規約の中で、氏名・写真・声・肖像をまとめてパブリシティ権と定義したうえで、それを侵害する素材を上げてはならないと定めています。

You warrant and represent that you will not post, upload, share, store, or otherwise provide through the Services any User Submissions that: (i) infringe any third party's copyrights, Publicity Rights or any other rights

あなたは、第三者の著作権、パブリシティ権その他の権利を侵害する投稿素材を、本サービスを通じて投稿・アップロード・共有・保存その他の方法で提供しないことを保証し、表明する。

OpusClip Terms of Service「User Submissions」 — opus.pro

声が名指しされているのは、切り抜きでは大きい話です。配信の切り抜きは、映像だけでなく声をそのまま持ち出す作業だからです。

Klap の規約は、同じ内容を1文で済ませています。第4条「User Content」の全文が「あなたが本サービスに提供するコンテンツについて、必要な権利を有していることを確認する責任はあなたにある」の1文だけです。短いぶん、判断はすべて利用者に返ってきます。

Vizard はヘルプセンターに、もう少し具体的な線引きを置いていました。公式のダウンロード手段が用意されているか、投稿者本人の許可があるか。そのどちらかが必要だとしています。

You cannot download videos from YouTube unless an official download option is provided or you have permission from the creator.

公式のダウンロード手段が提供されている場合、または投稿者本人の許可を得ている場合を除き、YouTube から動画をダウンロードすることはできません。

Vizard ヘルプセンター「Are there any copyright issues if I post videos edited with Vizard?」 — help.vizard.ai

アップロードした素材の権利は、利用者に残るのか

4本のうち、この点をはっきり書いていたのは Opus Clip だけでした。サービスに与えるのは運用のための許諾であって、権利そのものは移らないと明記しています。

For all User Submissions, you hereby grant OpusClip a license to translate, modify ... and reproduce and otherwise act with respect to such User Submissions, in each case to enable us to operate the Services ... This is a license only – your ownership in User Submissions is not affected.

投稿素材について、あなたは OpusClip に対し、本サービスを運営するために必要な範囲で翻訳・改変・複製その他の取り扱いを行う許諾を与える。これは許諾にとどまり、投稿素材に対するあなたの所有権は影響を受けない。

OpusClip Terms of Service「Rights You Grant」 — opus.pro

ただし、ここで守られているのはアップロードした元の素材のほうです。AIが切り出したクリップそのものが誰のものになるかは、4本とも規約に書いていませんでした。他社のAIツールでは「生成物の権利は利用者に帰属する」と1行で書いてあることが珍しくないので、この4本については書かれていない側に寄っていることになります。

もう1つ、Opus Clip の禁止事項に目立つ条項がありました。「本サービスの出力を使って、OpusClip と競合するモデルを開発すること」を禁じています。切り出したクリップを学習素材として使い回す前提の使い方は、規約の外側です。

途中でやめたときにお金が戻るか

返金の扱いは、4本のなかでいちばん差が出たところでした。Opus Clip は「すでに支払われた料金は返金しない」と書いています。期間の途中で解約しても、その期間ぶんは戻りません。自動更新は、アカウント設定から解除する形です。

一方の Klap は、返金の条件を第10条に具体的に並べています。フランスの ZIGG という会社が運営しており、準拠法もフランス法です。返金の条件が細かいのは、この違いが効いている可能性があります。

Klap の返金条件(第10条)

  • 満足できなかった場合、契約の初月が終わるまでは返金を申請できる
  • 使っていなかった場合、直近で連続する3か月ぶんまで返金を申請できる
  • 年払いは初月のみ全額返金。それ以降は未使用の月を年額の12分の1で按分した部分返金になる
  • 解約後、条件を満たしていれば請求ページから自分で手続きできる

試して合わなかったときに戻せるかどうかは、月額の数ドルの差より大きく効くことがあります。年払いを選ぶ前にここを見ておくと、判断が変わります。

4本の規約を1つの表にまとめる

読み取れた範囲を並べます。「記載なし」は規約の本文を確認したうえで、その条項が見つからなかったという意味です。禁止しているという意味ではありません。

サービス 無料プランでの商用利用 素材の権利 返金 規約の本文
2short.ai 未確認 未確認 未確認 公開ページで確認できず
Opus Clip 非商用のみ。有料で商用可と明記 利用者に残ると明記 返金しないと明記 読める
Vizard 未確認 未確認 未確認 公開ページで確認できず
Klap 規約に記載なし 権利の帰属は記載なし 条件つきで可(第10条) 読める

4社とも共通していたのは、アップロードした素材をAIの学習に使うかどうかについて、規約に何も書いていないことでした。学習に使わない、という記載も見つかりませんでした。

規約そのものが公開ページで読めないサービスがある

2short.ai と Vizard については、規約の本文を公開ページで確認できませんでした。どちらも規約用のURLを開くとページ自体は表示されますが、中身は規約ではなく通常の案内でした。Klap は当初 404 が返るURLでしたが、サイトマップに正しいURLが載っており、そちらでは本文が読めました。

これは「規約が無い」という意味ではありません。ログインしたあとの画面や、契約時に表示される文面として存在している可能性があります。ただ、契約する前に読めるかどうかは、選ぶ側にとっては実際の差です。無料プランで作ったものを収益化してよいのかを事前に確かめられるのは、4本のうち Opus Clip だけでした。

切り抜き動画の作り方

ここからが実際の手順です。どのサービスでも、大きな流れは共通しています。2short.ai を例に書きますが、他のツールでも読み替えられます。

投稿までの8手順 手順1 素材を決める 手順2〜3 AIが働く 取り込む → 候補を出させる 手順4 候補から選ぶ 手順5〜6 人が直す 構図 → 字幕の当たり直し 手順7 ここが効く 解説・構成を足す 手順8 書き出して投稿する 青=AIとツールが担う工程 赤=人の判断が残る工程
AIが担うのは手順2から4まで各ツールの機能説明をもとに作成
投稿までの8手順手順1素材を決める手順2取り込む手順3候補を出させる手順4候補から選ぶ手順5構図を直す手順6字幕を当たり直す手順7解説・構成を足す手順8書き出して投稿青=AIが担う 赤=人の判断が残る
AIが担うのは手順2から4まで各ツールの機能説明をもとに作成

手順1 素材を決める

切り抜く元の動画を決めます。他人の配信を使う場合は、この時点で許可の確認を済ませておきます。概要欄やチャンネル概要に方針が書かれていることが多く、見つからなければ使わないのが安全です。

自分の配信を切り抜くなら、どこが面白いか分かっているはずです。その場合は、あらかじめ該当箇所だけを切り出して取り込むと消費する分数を節約できます。2時間の配信から30分だけ抜けば、消費は4分の1です。

手順2 アカウントを作って動画を取り込む

無料プランで始められます。取り込み方は2通りあります。YouTube の URL を貼り付けるか、手元の動画ファイルをアップロードするかです。

URL を貼るほうが速いのですが、Opus Clip の無料プランはこの方法に対応していません。ここだけサービスによって差があるので、無料で試す段階では気をつけてください。

手順3 AIに候補を出させる

取り込むと、AIが自動で見どころを探します。数分待つと、候補となるクリップが複数出てきます。1時間の配信なら10本前後が並ぶことが多い形です。

候補には点数が付くサービスもあります。ただしこの点数は、盛り上がりの推定値であって、伸びる保証ではありません。参考程度に見て、最後は自分で選びます。

手順4 候補から選ぶ

ここが1本目の分かれ目です。見るのは「話の切れ目が、切り出された区間の内側に入っているか」です。

選ぶときに確かめること

  • 冒頭が文の途中から始まっていないか
  • 末尾が言い終わる前に切れていないか
  • その場面だけを見て、何の話か分かるか
  • 前提の説明が必要な内容になっていないか

4つ目が特に大事です。前提が要る話は、切り抜きにすると意味が通りません。単体で成立する場面を選びます。

手順5 構図を直す

横長の映像を9対16に切ると、元の画面の左右がかなり落ちます。ここで崩れやすいのが3つあります。

複数人が映っている場面では、横に並んだ人物の片方が枠から出ます。話している人を追いかける機能を持つツールもありますが、切り替わりが速いと画面が忙しくなります。対談やコラボは、素材としては難度が高い部類です。

画面共有や、元動画に横長で入っているテロップも読めなくなります。資料を映している場面は、そもそも切り抜きの素材に向きません。文字が小さくなり、何を映しているか分からない絵になります。

構図の直し方

  • 1人しか映っていない場面なら、そのまま中央に寄せればよい
  • 2人が並ぶ場面は、話している側に寄せるか、上下に分割して両方入れる
  • ワイプの顔出しがある配信は、ワイプを大きめに配置すると成立しやすい
  • 画面共有の場面は使わない。別の候補に差し替える

3つ目は、ゲーム実況の切り抜きでよく使われる形です。ゲーム画面を上、配信者の顔を下に置くと、縦型でも情報が両方入ります。元の配信では小さかったワイプが、切り抜きでは主役になります。

手順6 字幕を当たり直す

自動生成された字幕は、そのままでは使えないものと考えておくのが安全です。人名・作品名・専門用語・単位付きの数字は崩れやすい箇所です。

とくに日本語は、同じ表記でも読み方が複数ある語が多くあります。公開前に目視で当たり直す工程は、手順から外さないでください。間違った字幕が付いたまま出ると、直すには作り直しになります。

手順7 解説や構成を足す

切り出したままでも投稿はできますが、収益化を狙うならここで手を入れます。YouTube も TikTok も、元の素材に何かを加えることを条件にしているためです。

足すものの例

  • 冒頭に一言。その場面が何なのかを説明する
  • 途中に注釈。前提や背景を補う
  • 末尾にまとめ。何が起きたのかを言い直す
  • 並べる順番を変えるなら、その意図が分かるようにする

手順8 書き出して投稿する

書き出しの解像度と保存期間は、プランによって変わります。Opus Clip の無料プランは、書き出したファイルが3日で期限切れになります。作ったらすぐ落としておいてください。

ショート動画として伸ばすための作り方

Vizard の自動字幕生成機能の紹介ページ
字幕は自動で付くが、読める大きさに直す工程は残る出典:Vizard 自動字幕生成(2026年9月1日 取得)

切り出したクリップをそのまま出すか、少し手を入れてから出すかで、見られ方はかなり変わります。ここは手作業が残る部分ですが、時間はそれほどかかりません。

冒頭の3秒で何の話か分かるようにする

ショート動画は最初の数秒で離脱が決まります。AIが選んだ区間は「盛り上がっている場面」であって、「導入として分かりやすい場面」ではありません。この2つは別物です。

対策は単純で、冒頭に一言だけ状況を足すことです。「配信で〇〇の話になったとき」の一文があるだけで、途中から入ってきた視聴者にも通じます。テロップでも、自分の声のナレーションでも構いません。

字幕は読める大きさにする

自動で付く字幕は、そのままだと小さいことがあります。ショート動画は音を出さずに見られることが多いので、字幕が読めないと内容が伝わりません。

字幕で確かめること

  • スマホの画面で読める大きさになっているか
  • 背景と重なって読みにくくなっていないか
  • 画面の下端に寄りすぎて、UIに隠れていないか
  • 1行が長すぎて、2行を超えていないか

4つ目は見落とされやすいところです。日本語は英語より1行が長くなりやすく、自動配置だと3行になることがあります。読み切る前に次の字幕に切り替わってしまうので、区切り位置を手で直します。

尺は投稿先に合わせて決める

同じ素材でも、YouTube ショートと TikTok では最適な長さが変わります。とくに報酬を狙う場合、TikTok には長さの条件があります。詳しくは後述しますが、短く作るほど有利とは限りません。

1本の配信から作れる本数を決めておく

AIは1時間の配信から10本前後の候補を出します。ただし全部を投稿する必要はありません。単体で成立する場面だけを選ぶと、実際に使えるのは3本から5本になることが多くなります。

候補を全部出すと、質の低いものが混ざります。本数を稼ぐより、通る本数を確実に出すほうが結果的に効率が良くなります。

YouTube ショートに投稿するとき

2つの投稿先の条件YouTube ショート独自の解説・実質的な変更長さの条件は記載なし再生回数の条件は記載なしTikTok本人が作った、または新しい発想1分を超えることおすすめで1,000回以上
求められていることは、どちらもほぼ同じYouTube・TikTok の公開情報をもとに作成
2つの投稿先の条件YouTube ショート独自の解説・実質的な変更長さの条件は記載なし再生回数の条件は記載なしTikTok本人が作った、または新しい発想1分を超えることおすすめで1,000回以上
求められていることは、どちらもほぼ同じYouTube・TikTok の公開情報をもとに作成

書き出したファイルを、そのまま通常の動画としてアップロードします。縦型で60秒以内なら、自動的にショートとして扱われます。

タイトルと説明欄

元の配信者から許可を得ている場合、元動画のURLを説明欄に載せることを条件にしていることがあります。投稿画面で対応する項目なので、書き出しの前に確認しておくと手戻りがありません。

収益化を狙うなら

YouTube には「再利用されたコンテンツ」という収益化ポリシーがあり、切り抜き動画はその対象として扱われます。説明をほとんど付けずにクリップをつないだだけのものは、収益化が認められない例として挙げられています。

逆に、批評を目的としたクリップの使用、リアクションとしてのコメント追加、他の制作者の映像に物語を足したものは、認められる例に入っています。手順7で足したものが、そのまま判定材料になります。

TikTok に投稿するとき

こちらもファイルをそのままアップロードします。ただし報酬を狙う場合、YouTube とは別の条件が2つ付きます。

1分を超える長さが要る

TikTok の Creator Rewards Program では、報酬の対象になるのは1分を超える動画とされています。加えて、おすすめフィードで1,000回以上の再生が必要です。

切り抜きは15秒から30秒で作られることが多い形式です。短く切るほど見られやすくなる一方で、報酬の条件からは外れていきます。どちらを狙うかを決めてから尺を決めてください。

加工だけではオリジナルとみなされない

公開されている条件によると、速度を変えた、フィルターをかけた、固定のテキストやステッカーを載せた程度の改変は、オリジナルとみなされません。他人の透かしが入ったままのものも対象外です。

切り抜きツールが自動で付ける字幕やテンプレートは、この「固定のテキスト」に近い性質を持ちます。装飾を足したこと自体は、オリジナル性の証明にはなりません。

2つのプラットフォームの条件を並べる

項目 YouTube ショート TikTok
求められること 独自の解説・実質的な変更・教育やエンターテイメント上の価値 制作者自身が作ったもの、または新しい発想の追加
足りないとされる例 説明をほとんど付けずにつないだもの 速度変更・フィルター・固定テキストの追加にとどまるもの
長さの条件 記載なし 1分を超えること
再生回数の条件 記載なし おすすめフィードで1,000回以上

片方で通らないものが、もう片方で通る構図にはなっていません。投稿先を変えて回避するのではなく、足すものを用意するほうが早く済みます。

目的別におすすめを選ぶ

Klap の料金ページ。プランごとの月額と分数が並んでいる
Klap は金額と分数の両方を出しているので単価を計算できる。ただし単価では4本中いちばん高い出典:Klap 料金ページ(2026年9月1日 取得)

4本を順位で並べましたが、使い方によって最適解は変わります。よくある3つの立場に当てはめ直します。

自分の配信を自分で切り抜く場合

権利の確認が要らず、どこが面白いかも分かっています。この立場ではAIの抽出精度はさほど重要ではありません。該当箇所を自分で切り出してから取り込めば、消費する分数を減らせます。

効いてくるのは縦型への変換と字幕です。単価の安い 2short.ai で足ります。浮いた予算は編集の時間に回せます。

他人の配信を切り抜く場合

最初に許可の確認が入り、そのあと解説や構成を足す工程が必要になります。取り込み元として YouTube の URL を扱えることが前提になるため、Opus Clip を無料で試す選択肢はここで消えます。

試すなら、分数で制限されているサービスを選びます。2short.ai の月30分か、Vizard の月60分です。1時間の配信を1本通したいなら Vizard のほうが余裕があります。

本数を大量に回す場合

月に数百分から数千分を処理するなら、単価の差がそのまま月額の差になります。3,000分なら 2short.ai Premium が $49.90 です。同じ分数を Klap で処理するには Pro+ を3契約する計算になり、金額の桁が変わります。

目的別のおすすめ

こういう人 おすすめ 理由
まず無料で試したい Vizard 月60分と試用枠が最も大きい
対応言語の多さで選ぶ Vizard 文字起こし40言語。一覧が公開されている
本数を多く回す 2short.ai 1分あたり $0.033 から $0.017
切り出したあとも作り込みたい Opus Clip ナレーション・B-Roll・多様な抽出手がかり
投稿先アカウントと連携したい Klap 全プランで連携数が無制限
自分の配信だけを切り抜く 2short.ai 抽出精度より単価が効く

この比較で分からないこと

調べた範囲には限りがあります。埋められなかった部分を、そのまま書いておきます。

今回の調査で確認できなかった項目

  • Opus Clip の月あたり分数。料金ページに記載が無く、単価を計算できなかった
  • Vizard と Vrew の金額。料金ページから取得できず、本文に載せていない
  • 各社の年払いの金額。割引の表示はあるが具体的な額が公開されていない
  • 抽出の精度。同じ素材を4本すべてに通した比較は行っていない
  • 日本語字幕の精度。4本とも対応言語に日本語が入っていることは確認したが、実際の精度は測っていない

これらを「差が無い」と読まないでください。調べていないだけです。とくに抽出と字幕の精度は使い勝手を大きく左右します。無料枠のあるサービスで、自分の素材を1本通して確かめるのが確実です。

うまくいかないときに見るところ

Vizard の料金ページ
分数が尽きたときは、まず自分のプランの上限を確かめる出典:Vizard 料金ページ(2026年9月1日 取得)

AIの候補がどれも使えない

素材が向いていない可能性があります。ずっと同じテンションで進む配信や、資料を映し続けている動画は、抽出の手がかりが少なくなります。会話の起伏がある素材のほうが結果は良くなります。

字幕がずれる

収録環境が影響します。BGMが大きい、複数人が同時に話している、マイクが遠い。この3つは認識精度を下げます。元の音声を差し替えられないため、素材の段階で決まってしまう部分です。

月の途中で分数が尽きた

元動画の長さで消費している以上、取り込む前に素材を絞るのが一番効きます。見どころが分かっているなら、その周辺だけを切り出してから読み込ませてください。

よくある質問

無料プランだけで切り抜き動画を作れますか?

作れますが、公開には向きません。今回調べた4本のうち、無料プランがあるものはすべて生成物に透かしが入ります。加えて Opus Clip の無料プランは YouTube から取り込めず、ローカルの動画ファイルにしか対応していません。無料の範囲は操作感を確かめるところまでと考えてください。

他人の配信を勝手に切り抜いてもいいですか?

元の配信者の方針を確認してください。「禁止と書かれていない」ことは「許可されている」ことではありません。動画の概要欄、チャンネル概要、公式サイト、固定コメントの4か所を見て、どこにも記載がなければ、その素材は見送るか直接問い合わせるのが安全です。

許可をもらえば収益化できますか?

許可は必要な条件ですが、それだけでは足りません。YouTube のヘルプは、再利用されたコンテンツのポリシーが著作権への措置とは切り離されていると明記しています。許可を得ていても、独自の解説や実質的な変更が加わっていなければ、収益化が認められない場合があります。

ツールの規約で気をつけることはありますか?

アップロードする素材の権利を、利用者が保証する形になっています。Opus Clip の利用規約は、投稿する方法において必要なすべての権利を有していることを利用者に表明・保証させ、第三者の著作権を侵害する投稿を禁じています。URLを貼れば取り込める作りですが、取り込めることと取り込んでよいことは別です。

生成したクリップの権利は誰のものですか?

今回確認した範囲では、Opus Clip の利用規約から生成物の権利の帰属を読み取れませんでした。入力素材の権利については明確に求めている一方で、出力の扱いは見当たりません。「書かれていない」と断定はできません。気になる場合は契約前に直接確認してください。

1時間の配信から3本作ると、消費はどうなりますか?

元動画の長さで消費します。1時間ぶん取り込めば、何本切り出しても消費は1時間です。切り出した本数で見積もると足りなくなります。

日本語の字幕はそのまま使えますか?

そのままでは使えないものと考えてください。人名・作品名・専門用語・単位付きの数字は崩れやすい箇所です。公開前に目視で当たり直す工程を、必ず手順に入れてください。

複数人が映っている配信でも使えますか?

使えますが、縦型に切ると横に並んだ人物が枠から外れます。話している人を追う機能を持つツールもありますが、切り替わりが速い場面では画面が落ち着きません。対談やコラボは、素材としては難度が高い部類です。

ゲーム実況の切り抜きにも使えますか?

使えます。ワイプで顔を出している配信なら、ゲーム画面を上、顔を下に置く構成が縦型と相性の良い形です。ただし抽出の手がかりが話し言葉だけのプランでは、映像で見せる場面を拾いきれないことがあります。Opus Clip の場合、映像や音を手がかりに使えるのは Starter 以上です。

切り出した候補が多すぎるときは、どう選べばいいですか?

単体で成立するかどうかだけで絞ってください。1時間の配信から10本前後の候補が出ますが、実際に使えるのは3本から5本になることが多い形です。前提の説明が要る場面を外していくと、自然に数が減ります。

字幕の精度を上げる方法はありますか?

収録の段階で決まる部分が大きくなります。BGMが大きい、複数人が同時に話している、マイクが遠い。この3つは認識精度を下げます。元の音声を差し替えられないため、素材の段階で対策するしかありません。自分の配信なら、収録設定を見直すのが一番効きます。

年払いにすると安くなりますか?

Klap と 2short.ai の料金ページには年払いの表示がありますが、具体的な金額はいずれも記載されていませんでした。Klap には「Yearly Save 50%」という表記がありますが、実際の請求額は公式ページで確認してください。

どれが一番安いですか?

分数と金額の両方が公開されている2社で比べると、2short.ai のほうが低くなります。同じ300分で Klap Pro が $39、2short.ai Lite が $9.90 で、3.9倍の差です。ただし切り出したあとの作り込み機能は Opus Clip のほうが広く、安さだけで決めると足すものが用意できなくなります。

無料プランで作ったクリップを収益化してもいいですか?

サービスによって扱いが違います。Opus Clip は無料プランの利用を「個人的で非商用の用途」に限ると規約に書いているので、広告収益が発生する投稿はその範囲から外れます。有料プランに上げれば商用利用は明示的に許諾されます。他の3本は無料プランの商用利用について規約で確認できませんでした。

途中で解約したら、残りの期間ぶんは返ってきますか?

Opus Clip は「すでに支払われた料金は返金しない」と規約に書いています。Klap は条件つきで返金の申請ができ、契約の初月であれば満足できなかった場合に、また未使用であれば直近で連続する3か月ぶんまで申請できます。年払いを検討しているなら、契約前に確かめておく価値があります。

切り抜いたクリップの学習利用について、規約はどう書いていますか?

4本とも、アップロードした素材をAIの学習に使うかどうかを規約に書いていませんでした。使わないという記載も見つかりませんでした。逆向きの条項として、Opus Clip は「本サービスの出力を使って OpusClip と競合するモデルを開発すること」を禁止しています。

字幕が付いていない動画でも切り抜けますか?

2short.ai は字幕のある動画しか処理できないと公式に書いています。YouTube から取り込むぶんには自動生成の字幕が付くので気になりませんが、手元の録画をそのまま上げる場合は先に字幕を用意する必要があります。他の3本にはこの制限の記載がありませんでした。

まとめ

切り抜き用のAIツールは、見どころを探して縦型に切り、字幕を付けるところまでを数分で片付けます。手作業なら数十分かかっていた工程なので、時短の効果ははっきり出ます。

4本を比べた結論として、1位は 2short.ai です。無料で月30分ぶん試せて、有料プランの単価は1分あたり $0.033 から $0.017。金額と分数の両方を料金ページに出しているので、契約前に単価を計算できます。

切り出したあとの作り込みまで任せたいなら Opus Clip が広く、まず大きめの試用枠で試したいなら Vizard の月60分が使えます。Klap は料金表が明快な一方で、単価では他社に届きませんでした。

最後に1つだけ。投稿して伸ばすところまで考えるなら、切り出したあとに何を足すかが結果を分けます。YouTube も TikTok も、元の素材に手を加えることを条件にしています。切り出しが速くなったぶんの時間を、そこに回す使い方が結局いちばん効きます。

紹介した4本の一覧

順位 サービス 最安の有料プラン 1分あたり 公式サイト
1位 2short.ai $9.90 / 300分 $0.033 2short.ai を見る
2位 Opus Clip $15 分数が未公開 Opus Clip を見る
3位 Vizard 金額が未取得 算出できず Vizard を見る
4位 Klap $14 / 100分 $0.140 Klap を見る

2short.ai 公式サイト

出典

参照した一次情報

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